離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!
「何もしてないことが、問題なんです。私たちは結婚してもう一年たちます。一年経つのに南都さんは夫婦の営みどころか、結婚してから触れてもくれないでしょう?」
「そ、それは……っ」
「……私みたいな、お子様なんて抱く気にもならないんじゃないですか」
「そんなことない」
「もう、嘘は言わなくていいです。私、知ってるんですよ? 南都さんには想っている女性がいるんですよね? 想ってる女性がいるから私を抱く気にはならなかったんでしょ!?」
もう、いいや。
子供の癇癪でも、なんでも。どうせ、別れるんだから。物分かりのいい子供じゃなくていい。