離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!


「ボールペンはいらない。光寿ちゃんの言い分なら、これもいらない」

「……っ……!?」


 南都さんは離婚届を真っ二つに破り、まさかの近くにあるシュレッターにかけてしまった。


「ど、どうして」

「どうしてって……そりゃ、俺が愛してるのは光寿ちゃんただひとりだからだよ」

「えっ、でも……」

「でも、じゃない。今、光寿ちゃんは俺に我慢しないでいいって言ったでしょ」


 言ったけど……それとどう言う関係が!



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