奈落の果てで、笑った君を。
あとがき
『奈落の果てで、笑った君を。』
長い物語、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
理人です。
今回は理人史上いちばん歴史に忠実です。
若干の僅差はあるかもですが、年号もかなりズレなく表現しております。
このお話をきっかけに見廻組という存在を知ってくださった読者様がほとんどじゃないかと思います。
理人自身も見廻組に関しては、最初は名前だけ知っている程度でそこまで詳しいわけではありませんでした。
新撰組との関係性や違い、そういった部分もまた違った視点から見ることができる面白い作品にしたくて。
見廻組は実在した組織ですが、忽那 尚晴という青年はオリジナルキャラクターです。
佐々木 只三郎、今井 信郎、桂 早乃助は、実在した方たちを表現させていただきました。
そこに関しては理人の見解が入っているので、もしかすると読者様のイメージとはそぐわなかったかもしれませんが、広いお心で受け入れてやってくださると嬉しいです。
朱花の正体は最後まではっきりと描写しませんでしたが、
ある意味「かぐや姫」のような存在なんじゃないかなと、理人は思っていたりします。