見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
みんなとの夕食も終わり、部屋で寝る支度をしていると、乃愛が可愛いニコニコ顔を俺に向けた。

「今日はほんと楽しかったぁ」

「そうだな、俺もすげぇ楽しかった」

「ほんとに皆さんも楽しんでくれたみたいでよかったよね」

ふふふ、と優しく微笑む乃愛が可愛いすぎてたまらん。


「ねぇ乃愛。アレやっていい?」

「ん?アレって?」

俺は徐に乃愛の浴衣のひもに手を掛け、弱くクイクイと引っ張る。
「コレ」

「あっ、悪代官と町娘?」

「うん。俺、悪代官じゃねぇけどな」

「ふふ、いいよ。あ、なんか抵抗とかした方がいいのかな?」

「乗り気なのが嬉しーな。んじゃちょっと抵抗してみるか」

なんてノリで始めてみたけど…

ひもを取られた乃愛が恥ずかしそうに浴衣で身体を隠そうとする姿とか、浴衣を剥ぎ取ろうとする俺に少し抵抗する素振りとかマジでムラムラっとして……
思ってたよりすっげぇ燃えた。

つか、乃愛も本気じゃないにしても抵抗してんのにいつもより感じてるのとかさ、反則だって。
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