爽やか系イケメンの本気。
「私服可愛すぎるし、メイクしちゃって、髪も巻いちゃってさ。それに、ずっと笑ってくれるし」
「……っ」
「……誰にも見せたくない」
ドクン、と心臓が大きく高鳴った。
真紘くんの、本音に大きく心を撃ち抜かれて。
好き。という気持ちがいっぱいになって溢れそうになる。
すると、急に首にヒヤッと冷たいものが触れてビクッと肩が動く。
「……かわいい」
「…っ、え」
身体をゆっくり離されると、真紘くんは私を見てそう微笑んだ。
違和感のある首に、手で触れると、
「ネックレス……?」
そこにはネックレスらしきものが首にかかっていて。
角度的によく見えないけど、触ると硬いものがある。
「青色の、ネックレスだよ」
「……っ」
「水族館で買った。シンプルだけど、それが美桜に似合いそうだったから。それに……俺があげたものを身につけてほしかった」
……っ、そんなの、期待してしまうじゃない……っ。
ネックレスの先端をギュッと握る。