爽やか系イケメンの本気。



すると、一瞬にして真紘くんの瞳が変わる。
熱を持った、危ない目だ。

グイッと頭を支えられ引き寄せられたかと思うと、


「……っん」


あっという間に私の唇は真紘くんに奪われていた。
私の目に映るのはさっきとは違った余裕なさそうな真紘くん。

重ねられた唇はどんどん深くなっていって、息する間も与えてくれない。


「ふぁ……っ、ま、ひろく……っ」

「…うるさい」

「んん……っ!」


私が真紘くんの名前を呼ぶと、真紘くんの瞳は余裕なさそうに揺れて、さっきよりもまた深くなる。

……っ、学校でこんなこと、良くないのは分かってるのに。
上手く拒めない。もっとって身体が言ってる。


「…っ、はぁ。……っんぅ」


やっと息継ぎが出来たかと思ったらまた塞がれる。
ま、真紘くん……なんか、強引……っ。


「…もっとって顔してる」

「へ……っ」

「言ってよ、口にしなきゃわかんないよ」



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