爽やか系イケメンの本気。
唇が離れたかと思ったら、そんなことを言ってきて。
顔に熱が集中する。
なにそれ、なにそれ……っ。
分かってるじゃん……っ!なんでそんな意地悪するの。
「や、だ……っ」
「……やだじゃないでしょ」
言えないよ。恥ずかしいよ。
でも、真紘くんはそれじゃ許してくれない。嫌じゃないって分かってるのに聞いてくるなんて確信犯だ。
「ま、真紘くん……っ」
「うん」
「…っ、もっと……っん」
涙目になりながら、真っ赤な顔でそう言うと。
すぐに真紘くんはまた私に深い深いキスをする。
「やば……可愛すぎて止まんない」
……っ、こんな甘くていいのだろうか。私、この先本当に溶けてしまうかもしれない。
そしてこの昼休みはお昼ご飯食べる時間なんてほとんどなくて、ずっと真紘くんから離してもらえなかった。
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「お母さん、今日早いね」