爽やか系イケメンの本気。
爽やか系イケメンの本気。




真紘くんと付き合い始めてあっという間に一ヶ月が経った。

実は、今日まで期末テストで午前終わり。


「やっと終わったね……っ!!」

「疲れたね……」

「赤点取りそう……公共とかカタカナばっかだったし!!」


テストが終わって先生が戻ってくるまでの間、桜は私のところに来ていた。
テストは、真紘くんと勉強したし……いい点であってほしい。
真紘くんは頭良いし、教え方も上手くて結構分かるようになった。


「午前帰り嬉しすぎる……早く寝たい」

「今週勉強しかしてないから……」


二人で腕を伸ばして欠伸をする。
ほんっとに……疲れた。

すると先生が入ってきて桜は嬉しそうに、帰れる!って言いながら席に座った。


────────────────


「美桜」

「ん?」


教室を出て廊下を歩いている時、真紘くんが私の名前を呼んだ。


「……」

「え?どうしたの?」

「俺ん家来て」



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