【一気読み改訂版】黒煙のレクイエム
第43話
その日の夜遅くに深刻な事件が発生した。

ところ変わって、今治市共栄町の酒場街の通りにて…

あいつは、メイテイ状態で足元がフラフラになっていた。

この時、あいつは取り返しのつかないトラブルを起こした。

あいつは、通りすがりのチンピラ3人とぶつかった。

「オドレ!!」
「待てや!!」
「待たんかいコラ!!」

おどろいたあいつは、いきおいよく走って逃げ出した。

またところ変わって、森見公園にて…

あいつは、めちゃめちゃに走り回った末にここへ逃げてきた。

あいつは、灯りがともる街灯の下にあるベンチに座って考え事をしていた。

この時、フィリピンパブのホステスの女が公園にやって来た。

女は、悲しげな声であいつに声をかけた。

「たかよし!!」
「サナ…」
「ヤダ…一体どうしたのよ…」

帰る家をなくしたあいつは、女が暮らしている部屋に転がりこんだ。

その後、彼女のヒモになって生きることを選んだ。

翌日の朝9時過ぎであった。

あいつらが暮らしている借家に、今治市の市役所の福祉課の女性職員さん3人が家にやって来た。

そこであいつらは、ひどいもめごとを起こした。

市役所の女性職員さんは、義母に対して市内にある老健施設へ入所などをすすめた。

しかし、義母はアタシに対してのつぐないができていないことを理由に職員さんの提案を拒否した。

その後、あいつらは女性職員さんにものを投げつけて攻撃した。

女性職員さんは、恐ろしくなったので家から逃げ出した。

身寄りがいない孤立無援の状態におちいったあいつらは、どこのどこまでイコジを通す気でいるのか…

あいつらの家庭は、間もなく崩壊するだろう…
< 43 / 95 >

この作品をシェア

pagetop