【一気読み改訂版】黒煙のレクイエム
第88話
時は流れて2033年5月頃であった。
レイプ事件できついはずかしめを受けたアタシは、仙台《もりのみやこ》で暮らして行くことができなくなった。
仙台《もりのみやこ》から逃げ出したアタシは、東京で暮らしている知人のもとに転がり込んだ。
しばらくの間は、知人が暮らしているアパートの部屋に滞在した。
その間、アタシは東京23区内からさいたま・西川口・船橋・川崎など…首都圏地域の風俗店《フーゾク》で働いておカネを稼いだ。
38歳になったアタシは、不幸な女で通すより他はなかった。
話は変わって…
2033年5月の大型連休中の第1土曜日のことであった。
場所は、千葉県佐原市のJR佐原駅の近くにある酒場街にある居酒屋にて…
居酒屋の奥座敷には家事手伝いのまさよ(27歳)とまさよのジョシカイ仲間5人の女のコたちがいた。
奥座敷では、まさよの独身最後の女子会が催されていた。
まさよは、潮来市《いたこ》で暮らしている父親の知人の男性の次男さん(33歳・外科医医大病院に勤務)と結婚して家におむこさんを迎え入れる予定であった。
…と言うことで、まさよは独身最後の女子会を仲間たちと楽しんだ。
事件は、二次会が終わったあとに発生した。
まさよは、急いで家に向かっていた。
この時、まさよは恐ろしい事件に巻き込まれた。
まさよは、家は利根川の橋の近くにあるからすぐに帰れると思っていた。
しかし、まさよはゾンビのふくめんをかぶった男6人に取り囲まれた。
そして、近くの公園の身障者用のトイレに連れ込まれた。
「イヤー!!やめて!!やめて!!」
まさよは、ゾンビのふくめんをかぶった男たちによって身障者用のトイレに引きずり込まれた。
その後、集団で犯された。
(ゴロゴロ…ドザー!!ドザー!!)
激しい雷鳴がとどろいた後、非常に激しい雨が降りだした。
ここより、最後の悲劇の幕が上がった。
そして、5月の大安吉日の第1日曜日の朝がやって来た。
場所は、潮来市内《しない》にある高級ホテルにて…
この日は、まさよと新郎さんの挙式披露宴が執り行われる日であった。
この時、まさよがまだ式場にいなかった。
出席者のみなさまは、まさよになにがあったのかと心配していた。
控室にいる新郎さんは、気持ちがひどく動揺していた。
そんな時であった。
新郎さんのスマホにメールの着信音が鳴った。
何事かと思ってメールを開いた。
そしたら…
「ギャー!!助けて!!(婚約者)さーん!!」
この時、まさよが泣き叫んでいる様子が聞こえた。
ものすごく恐ろしい動画を見た新郎さんは、真っ青な顔で震えまくった。
それから2分後に、再びメールが届いた。
わけのわからない英文字と数字が並べられているメアドで到着したメールにはこうしるされていた。
お前さんの花嫁さんの写メだよ…
新郎さんは、添付されていた写メのフォルダを開いた。
そしたら…
ボロボロに傷ついた姿で亡くなったまさよが写っていた。
新郎さんは、頭がサクラン状態におちいった。
それからまた2分後に到着したメールには、こうしるされていた。
あんたの花嫁さんが挙式披露宴前に女子会にうつつを抜かした結果、ブザマな目に遭ったのだよ…
この写メは本日午後1時よりオークションにかけますよ…
文章の後ろのカッコの中には『オークションにかければ百万単位で売れるよ…』としるされていた。
そして、オークションにかけられたくなかったら、50万円分のビットコインをくれとしるされていた。
その後、新郎さんのスマホがウイルスに感染してつかえなくなった。
同時に、新郎さんが控室で暴れまわった。
新郎さんが情緒不安定におちいったので、挙式披露宴は中止になった。
まさよの両親は、警察署に被害届を出して捜査をお願いした。
しかし、まさよを殺した容疑者の男のグループの身元が確定できる証拠がとぼしいこととまさよの遺体が所在不明であった。
千葉県警《けんけい》の捜査1課の刑事たちはいら立ちを募らせた。
まさよが殺されたことが原因で、父親は酒びたりの毎日を送るようになった。
父親は、まさよの花嫁姿を見る日を夢みて家族のためにせっせと働いた。
同じ会社でメッシホウコウ45年…
定年退職したあとは、ユウユウジテキの暮らしを送ろうと思っていたのに…
あんまりだ…
話は変わって…
まさよの家にはふたりの兄がいたが、ふたりとも未婚であった。
家の中で一番上の兄・はるよし(43歳)は潮来市内《しない》の零細工場に勤務しているけど、お給料が少ないから結婚をあきらめた。
はるよしは、1年前に結婚したいと思ってアレコレとツテを探していたが、両親から『結婚相手がいないのにどうやって結婚するのか…』と言われたから結婚をあきらめた。
つねよし(34歳)はフリーアルバイターだから結婚しないと言うてた。
困り果てた両親は、はるよしにお嫁さんを迎えることを決めた。
この時、アタシがはるよしと結婚することが決まった。
2033年6月23日頃のことであった。
あいつ(はるよしのことはあいつと表記する)と再婚したアタシは、まさよに代わって家庭に入ったが、婚姻届けは出さなかった。
アタシは、家の雰囲気になじもうと一生懸命に努力した。
義父母に気に入られたいと思って、料理教室に通って料理を学んだ。
やっと目玉焼きが作れるようになったので、義母に気にいられた。
つねよしも、アタシが作った料理がおいしいと言うたので、結婚生活に自信がついた。
ところが、義父だけは部屋の片隅ではぶてていた。
義父は、まさよの花嫁姿を見るためになにもかもガマンした。
だから、義父はアタシが気に入らない…
義父は、フリーアルバイターのつねよしに対して『正業に就け!!安定した収入を稼げ!!』などと八つ当たりした。
それが原因でいびつな父子《おやこ》ゲンカを繰り返すようになった。
そして2033年6月30日…
義父は、家出した。
そのあげくに、凶悪事件を起こした。
事件は、正午前に発生した。
場所は、東京から新大阪へ向かう新幹線のぞみ号の中で発生した。
義父は、新幹線の車中で灯油をかぶった後、火を放った。
パニック状態におちいった乗客のみなさまが、となりの車両へ避難した。
火は、近くにいた乗務員さんたちによって消し止められた。
車両は神奈川県内で緊急停車をした。
その後、乗客のみなさまが乗務員の指示で外に避難した。
義父が新幹線の車内で放火自殺を犯したことが原因で、家族の関係がきしみだした。
小さなことからコツコツと積み上げて来たのに、なにもかもが水の泡になった…
サイアクだわ…
レイプ事件できついはずかしめを受けたアタシは、仙台《もりのみやこ》で暮らして行くことができなくなった。
仙台《もりのみやこ》から逃げ出したアタシは、東京で暮らしている知人のもとに転がり込んだ。
しばらくの間は、知人が暮らしているアパートの部屋に滞在した。
その間、アタシは東京23区内からさいたま・西川口・船橋・川崎など…首都圏地域の風俗店《フーゾク》で働いておカネを稼いだ。
38歳になったアタシは、不幸な女で通すより他はなかった。
話は変わって…
2033年5月の大型連休中の第1土曜日のことであった。
場所は、千葉県佐原市のJR佐原駅の近くにある酒場街にある居酒屋にて…
居酒屋の奥座敷には家事手伝いのまさよ(27歳)とまさよのジョシカイ仲間5人の女のコたちがいた。
奥座敷では、まさよの独身最後の女子会が催されていた。
まさよは、潮来市《いたこ》で暮らしている父親の知人の男性の次男さん(33歳・外科医医大病院に勤務)と結婚して家におむこさんを迎え入れる予定であった。
…と言うことで、まさよは独身最後の女子会を仲間たちと楽しんだ。
事件は、二次会が終わったあとに発生した。
まさよは、急いで家に向かっていた。
この時、まさよは恐ろしい事件に巻き込まれた。
まさよは、家は利根川の橋の近くにあるからすぐに帰れると思っていた。
しかし、まさよはゾンビのふくめんをかぶった男6人に取り囲まれた。
そして、近くの公園の身障者用のトイレに連れ込まれた。
「イヤー!!やめて!!やめて!!」
まさよは、ゾンビのふくめんをかぶった男たちによって身障者用のトイレに引きずり込まれた。
その後、集団で犯された。
(ゴロゴロ…ドザー!!ドザー!!)
激しい雷鳴がとどろいた後、非常に激しい雨が降りだした。
ここより、最後の悲劇の幕が上がった。
そして、5月の大安吉日の第1日曜日の朝がやって来た。
場所は、潮来市内《しない》にある高級ホテルにて…
この日は、まさよと新郎さんの挙式披露宴が執り行われる日であった。
この時、まさよがまだ式場にいなかった。
出席者のみなさまは、まさよになにがあったのかと心配していた。
控室にいる新郎さんは、気持ちがひどく動揺していた。
そんな時であった。
新郎さんのスマホにメールの着信音が鳴った。
何事かと思ってメールを開いた。
そしたら…
「ギャー!!助けて!!(婚約者)さーん!!」
この時、まさよが泣き叫んでいる様子が聞こえた。
ものすごく恐ろしい動画を見た新郎さんは、真っ青な顔で震えまくった。
それから2分後に、再びメールが届いた。
わけのわからない英文字と数字が並べられているメアドで到着したメールにはこうしるされていた。
お前さんの花嫁さんの写メだよ…
新郎さんは、添付されていた写メのフォルダを開いた。
そしたら…
ボロボロに傷ついた姿で亡くなったまさよが写っていた。
新郎さんは、頭がサクラン状態におちいった。
それからまた2分後に到着したメールには、こうしるされていた。
あんたの花嫁さんが挙式披露宴前に女子会にうつつを抜かした結果、ブザマな目に遭ったのだよ…
この写メは本日午後1時よりオークションにかけますよ…
文章の後ろのカッコの中には『オークションにかければ百万単位で売れるよ…』としるされていた。
そして、オークションにかけられたくなかったら、50万円分のビットコインをくれとしるされていた。
その後、新郎さんのスマホがウイルスに感染してつかえなくなった。
同時に、新郎さんが控室で暴れまわった。
新郎さんが情緒不安定におちいったので、挙式披露宴は中止になった。
まさよの両親は、警察署に被害届を出して捜査をお願いした。
しかし、まさよを殺した容疑者の男のグループの身元が確定できる証拠がとぼしいこととまさよの遺体が所在不明であった。
千葉県警《けんけい》の捜査1課の刑事たちはいら立ちを募らせた。
まさよが殺されたことが原因で、父親は酒びたりの毎日を送るようになった。
父親は、まさよの花嫁姿を見る日を夢みて家族のためにせっせと働いた。
同じ会社でメッシホウコウ45年…
定年退職したあとは、ユウユウジテキの暮らしを送ろうと思っていたのに…
あんまりだ…
話は変わって…
まさよの家にはふたりの兄がいたが、ふたりとも未婚であった。
家の中で一番上の兄・はるよし(43歳)は潮来市内《しない》の零細工場に勤務しているけど、お給料が少ないから結婚をあきらめた。
はるよしは、1年前に結婚したいと思ってアレコレとツテを探していたが、両親から『結婚相手がいないのにどうやって結婚するのか…』と言われたから結婚をあきらめた。
つねよし(34歳)はフリーアルバイターだから結婚しないと言うてた。
困り果てた両親は、はるよしにお嫁さんを迎えることを決めた。
この時、アタシがはるよしと結婚することが決まった。
2033年6月23日頃のことであった。
あいつ(はるよしのことはあいつと表記する)と再婚したアタシは、まさよに代わって家庭に入ったが、婚姻届けは出さなかった。
アタシは、家の雰囲気になじもうと一生懸命に努力した。
義父母に気に入られたいと思って、料理教室に通って料理を学んだ。
やっと目玉焼きが作れるようになったので、義母に気にいられた。
つねよしも、アタシが作った料理がおいしいと言うたので、結婚生活に自信がついた。
ところが、義父だけは部屋の片隅ではぶてていた。
義父は、まさよの花嫁姿を見るためになにもかもガマンした。
だから、義父はアタシが気に入らない…
義父は、フリーアルバイターのつねよしに対して『正業に就け!!安定した収入を稼げ!!』などと八つ当たりした。
それが原因でいびつな父子《おやこ》ゲンカを繰り返すようになった。
そして2033年6月30日…
義父は、家出した。
そのあげくに、凶悪事件を起こした。
事件は、正午前に発生した。
場所は、東京から新大阪へ向かう新幹線のぞみ号の中で発生した。
義父は、新幹線の車中で灯油をかぶった後、火を放った。
パニック状態におちいった乗客のみなさまが、となりの車両へ避難した。
火は、近くにいた乗務員さんたちによって消し止められた。
車両は神奈川県内で緊急停車をした。
その後、乗客のみなさまが乗務員の指示で外に避難した。
義父が新幹線の車内で放火自殺を犯したことが原因で、家族の関係がきしみだした。
小さなことからコツコツと積み上げて来たのに、なにもかもが水の泡になった…
サイアクだわ…