【一気読み改訂版】黒煙のレクイエム
第89話
事件が発生した日の夜のことであった。
つねよしは、父親が新幹線の車内で放火事件を起こしたことを理由にバイト先の店長から『お前はクビだ!!』と言われたので、気持ちがギスギスしていた。
ところ変わって、JR佐原駅の近くにある酒場街にある小さなノミ屋さんにて…
つねよしは、きついジンをストレートでのんでいた。
父親のせいでバイトをクビになった…
もうオレはだめだ…
デイスイ状態におちいったつねよしは、となりの席に座っている男性客の酒にてをつけた。
それが原因で、トラブルが発生した。
「オイ!!何するのだよ!?」
「何やオドレ!!」
「人がのんでいる酒に手をつけるな!!」
「何や!!もういっぺん言ってみろ!!」
「だから!!人がのんでいる酒に手をつけるなと言ったのだよ!!」
「オラオドレ!!ぶっ殺してやる!!」
「上等だ!!」
つねよしは、となりの席に座っていた男性客とドカバキの大ゲンカを起こした。
この時、つねよしは男性客の頭を鉄パイプで殴りつけて殺した。
殺された男性客は、佐原市内《しない》にある暴力団事務所の若頭だった。
このあと、数人のチンピラたちが乱入した。
「ああ!!ワシらのかわいい舎弟が…」
「オドレ待て!!」
つねよしは、複数のチンピラの男たちにも鉄パイプで殴りつけて大ケガを負わせた。
その後、現場から逃走した。
チンピラたちにおわれる身になったつねよしは、シッソウした。
事件の翌朝のことであった。
朝ごはんの食卓には、アタシとあいつと義母の3人がいた。
テーブルの上には、ごはんといりどうふと目玉焼きと漬け物が並んでいた。
この時、あいつは『とうふが入っているみそしるが食べたかったのに…』と言うたあと、アタシにお漬け物が入っている小皿を投げつけた。
「オラオドレ!!」
「何よ!!」
「オドレはいつからナマクラになった!?とうふのみそしると言うたらイリドーフを出すのか!?」
「イリドーフを食べたくないのだったら食べないでよ!!」
「何や!!ダンナに対してさからうのか!?」
「アタシは一生懸命になって料理を作っているのよ!!昨日買い出しに行っていた時にとうふを買うのを忘れたのよ!!」
「ふざけるな!!」
思い切りブチ切れたあいつは、アタシの顔をグーで思い切り殴った。
(ガツーン!!)
あいつに殴られたアタシは、思い切りブチ切れた。
「よくもアタシをグーで殴ったわね!!」
「ふざけるな疫病神《ヤクビョウガミ》!!」
「悪かったわね!!昨日義父が新幹線の車内で放火事件を起こして自殺したのは全部アタシが悪いと言うのね!!」
「ああそうだよ!!こずえのせいで、オヤジの夢が壊れたのだよ!!」
「はるよしおやめ!!」
「かあさんは入ってくるな!!」
「はるよし!!」
「ふざけるなよ!!ワーッ!!」
(ガラガラガラガシャーン!!)
あいつは、食卓をひっくり返した後、家の中で思い切り暴れ回った。
思い切りブチ切れたアタシは、家出を決行すると訣意《けつい》した。
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
それから2時間後であった。
アタシは、着替えとメイク道具がぎっしりと詰まっている大型のサックスバーのスーツケースとさいふとスマホと貴重品が入っている赤茶色のバッグを持って家出した。
アタシは、東京駅へ向かう特急列車に乗って再び旅に出た。
あいつからきつい暴力をふるわれたアタシは、よりし烈な怒りに震えていた。
許さない…
あいつの家の親類縁者たち全員を血の池地獄へ墜《お》として焼き殺してやる!!
今までいっぱいがまんして生きてきたけど…
今回は…
ガマンできない!!
やっつけてやる…
あいつらの家の親類縁者たち全員をやっつけてやる!!
つねよしは、父親が新幹線の車内で放火事件を起こしたことを理由にバイト先の店長から『お前はクビだ!!』と言われたので、気持ちがギスギスしていた。
ところ変わって、JR佐原駅の近くにある酒場街にある小さなノミ屋さんにて…
つねよしは、きついジンをストレートでのんでいた。
父親のせいでバイトをクビになった…
もうオレはだめだ…
デイスイ状態におちいったつねよしは、となりの席に座っている男性客の酒にてをつけた。
それが原因で、トラブルが発生した。
「オイ!!何するのだよ!?」
「何やオドレ!!」
「人がのんでいる酒に手をつけるな!!」
「何や!!もういっぺん言ってみろ!!」
「だから!!人がのんでいる酒に手をつけるなと言ったのだよ!!」
「オラオドレ!!ぶっ殺してやる!!」
「上等だ!!」
つねよしは、となりの席に座っていた男性客とドカバキの大ゲンカを起こした。
この時、つねよしは男性客の頭を鉄パイプで殴りつけて殺した。
殺された男性客は、佐原市内《しない》にある暴力団事務所の若頭だった。
このあと、数人のチンピラたちが乱入した。
「ああ!!ワシらのかわいい舎弟が…」
「オドレ待て!!」
つねよしは、複数のチンピラの男たちにも鉄パイプで殴りつけて大ケガを負わせた。
その後、現場から逃走した。
チンピラたちにおわれる身になったつねよしは、シッソウした。
事件の翌朝のことであった。
朝ごはんの食卓には、アタシとあいつと義母の3人がいた。
テーブルの上には、ごはんといりどうふと目玉焼きと漬け物が並んでいた。
この時、あいつは『とうふが入っているみそしるが食べたかったのに…』と言うたあと、アタシにお漬け物が入っている小皿を投げつけた。
「オラオドレ!!」
「何よ!!」
「オドレはいつからナマクラになった!?とうふのみそしると言うたらイリドーフを出すのか!?」
「イリドーフを食べたくないのだったら食べないでよ!!」
「何や!!ダンナに対してさからうのか!?」
「アタシは一生懸命になって料理を作っているのよ!!昨日買い出しに行っていた時にとうふを買うのを忘れたのよ!!」
「ふざけるな!!」
思い切りブチ切れたあいつは、アタシの顔をグーで思い切り殴った。
(ガツーン!!)
あいつに殴られたアタシは、思い切りブチ切れた。
「よくもアタシをグーで殴ったわね!!」
「ふざけるな疫病神《ヤクビョウガミ》!!」
「悪かったわね!!昨日義父が新幹線の車内で放火事件を起こして自殺したのは全部アタシが悪いと言うのね!!」
「ああそうだよ!!こずえのせいで、オヤジの夢が壊れたのだよ!!」
「はるよしおやめ!!」
「かあさんは入ってくるな!!」
「はるよし!!」
「ふざけるなよ!!ワーッ!!」
(ガラガラガラガシャーン!!)
あいつは、食卓をひっくり返した後、家の中で思い切り暴れ回った。
思い切りブチ切れたアタシは、家出を決行すると訣意《けつい》した。
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
それから2時間後であった。
アタシは、着替えとメイク道具がぎっしりと詰まっている大型のサックスバーのスーツケースとさいふとスマホと貴重品が入っている赤茶色のバッグを持って家出した。
アタシは、東京駅へ向かう特急列車に乗って再び旅に出た。
あいつからきつい暴力をふるわれたアタシは、よりし烈な怒りに震えていた。
許さない…
あいつの家の親類縁者たち全員を血の池地獄へ墜《お》として焼き殺してやる!!
今までいっぱいがまんして生きてきたけど…
今回は…
ガマンできない!!
やっつけてやる…
あいつらの家の親類縁者たち全員をやっつけてやる!!