クールな許嫁の甘い独り占め。Ⅱ


「わかった。タメ口にするね」

「はい!ところでぇ、よかったらこのまま一緒にお茶でもどうですか〜?」

「ほんとに?是非!」


私は結愛ちゃんとお茶をすることに。

おすすめのアフタヌーンティーがある!と言われて結愛ちゃんについて行ったら、なんとホテルのレストランだった。
結愛ちゃんが何かを話すと、すぐに席に案内される。


「ここ、うちが経営してるホテルのレストランなので、結愛がご馳走しちゃいますね」

「ええっ!?そんなの悪いよ!」

「気にしないでください!
蒼永くんの許嫁さんだもん、サービスしちゃいます!」

「あ、ありがとう」


てゆーか結愛ちゃんって、もしかしてものすごいお嬢様?
蒼永の親戚だもんね。すごいなぁ。

早速運ばれてきたアフタヌーンティーは、この季節に合わせて向日葵をモチーフにしており、とてもかわいい。
写真撮る手が止まらない。

紅茶、コーヒーはおかわりし放題という贅沢さ。


「すごいなぁ…お茶するってワックとかに行くのかと思ってたから緊張しちゃう」

「ワック!?そんなところ結愛、行ったことないです〜!」

「そっそうなの!?」


流石はお嬢様…!!


「ママは子どもの頃ずっとイギリスにいてぇ、本場のアフタヌーンティーが当たり前だったんです〜。
だから結愛もずっとそうでしたっ」


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