さくらの記憶
「高山さん、気がつきましたか?」
ナースコールを押すと、すぐに看護師が部屋に入ってきた。
すると、傍らに立っていた北斗を見て、目を釣り上げる。
「神代さん!何やってるんですか?!傷口が開くから、起き上がったらだめって言ったでしょ!」
北斗は、やべっと言って慌てて隣のベッドに戻る。
「もう!先生を呼んで、すぐに傷口診てもらいますからね!」
そして、さくらを振り返る。
「高山さん、気分はどうですか?」
「はい、大丈夫です。ちょっとお腹が空いてますけど」
「ふふふ、そうね。ずっと眠ってて食べてないものね。でも食欲があるのは元気な証拠。先生に許可をもらったら、お食事持ってきますね」
「ありがとうございます。あと、絆創膏もらえますか?」
「え?いいわよ。ちょっと待っててね」
さくらにはにっこり笑顔を、そして北斗にはキッと鋭い視線を残して、ベテランらしい看護師は部屋を出ていった。
ナースコールを押すと、すぐに看護師が部屋に入ってきた。
すると、傍らに立っていた北斗を見て、目を釣り上げる。
「神代さん!何やってるんですか?!傷口が開くから、起き上がったらだめって言ったでしょ!」
北斗は、やべっと言って慌てて隣のベッドに戻る。
「もう!先生を呼んで、すぐに傷口診てもらいますからね!」
そして、さくらを振り返る。
「高山さん、気分はどうですか?」
「はい、大丈夫です。ちょっとお腹が空いてますけど」
「ふふふ、そうね。ずっと眠ってて食べてないものね。でも食欲があるのは元気な証拠。先生に許可をもらったら、お食事持ってきますね」
「ありがとうございます。あと、絆創膏もらえますか?」
「え?いいわよ。ちょっと待っててね」
さくらにはにっこり笑顔を、そして北斗にはキッと鋭い視線を残して、ベテランらしい看護師は部屋を出ていった。