私の人生を変えてくれた人 3 後編
「…………先生は…美鈴さんのこと説得し続けなかったんですか?」
そこでようやく私は喋った
布団に潜ったままだったけど
「最初はしてたけど……美鈴は一度決めたことは譲らないからさ
だから……俺は美鈴が決めたことを受け入れた
美鈴との時間を大切に過ごしたよ
美鈴がやりたいことを一緒にやったりね」
「………何で受け入れたんですか?」
「美鈴の人生だから
美鈴の人生に俺は口を出すことなんて出来ない
美鈴の人生は美鈴が決めるべきだから」