私の人生を変えてくれた人 3 後編
俺はこの時、もう訴えられてもいいと思った
殴られても罵声を浴びせられても……
それだけのことをしたんだから
ただ香音に……
一目でいいから会いたい
その願いだけで頭を下げた
「先生が……香音の……
そうだったんですね………」
「先生……頭を上げてください」
そう言われ、少しだけ頭を上げた
ご両親は……俺に冷たい目を向けているわけでもなく温めい目をしていた
「あの……本当に何と言っていいのか……
本当にすいません…」