私の人生を変えてくれた人 3 後編

次の日

俺はまた香音の病室に来ていた

今日は起きてるかな……

「香音ー」

そう言って中へ入った

中に入るとちょうど高橋先生が香音の診察しているところだった

「こんばんはー」

「こんばんは……香音は…?」

「……………」

何も言わずに静かに首を横に振った

「そう…ですか……」

「検査もしたのですが異常はなく……
 ここまで起きないとなると……香音ちゃん自身が起きたくないのかもしれない…」

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