私の人生を変えてくれた人 3 後編

「そんなわけ……ないだろ……
 俺だって…香音と過ごした日々は幸せだったよ」

「雄斗……」

「でもな………俺は香音に笑っていてほしいからさ………俺の存在で香音を苦しめるなら……消えようって思ったんだ…
 俺のかわりに…………香音を幸せにしてくれるなら………それでもいいと思った」

「そんな人…………雄斗以外にいるわけないじゃん……」

「分からないよ?
 今まで俺がいたから気づかなかっただけで………本当は近くにいるんじゃないかな」

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