私の人生を変えてくれた人 3 後編


キッチンでホットタオルを作ると寝室へ戻った

そしてそっと幸輝の目元に置いた


ビクッ

幸輝の体が少し動いた

「悪い……起こしちゃったか」

「いえ………これは……」

ホットタオルを見てそう言った

「目元、当てときな
 少し……赤くなってるから」

「……っ!
 すみません………」

「謝るなよ………それに…辛いならそう言っていいんだぞ…?」

「俺は……大丈夫ですから………」

「………お前なぁ………大丈夫って顔してないぞ?」

「そんなこと……ないです」

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