私の人生を変えてくれた人 3 後編

「下山先生すみません………」

「いえ
 どうかされました?」

「今、伝えるべきか悩みましたが………気にしていらしたので………授業中に………」

「…………………」

「電話がありました
 彼女さんの…………ご遺体が発見されたみたいです」

ハザッ

俺は持っていた教科書を床に落とした


高梨先生の言葉は…………ゆっくりと…そしてはっきり俺の耳に届いた

「下山先生………大丈夫ですか…?」

「えっ……あっ、すみません………大丈夫です………」

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