私の人生を変えてくれた人 3 後編

「………本当に申し訳ありません
 急に辞めるというのは………ご迷惑かけるというのは分かっています
 しかし………今の自分は生徒の前に立つ資格……ありません」

「下山先生…………………」

「本当に申し訳ないのですが………辞めさせてください」

「………………少し休まれるというのは……どうですか…?」

「………すみません
 もう…………決めたので………」

「………………少し待っててもらえますか?」

「……はい」

そう言って校長先生は部屋の外に行った




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