超ポジティブな委員長の桂木くん (短)
それに安心しちゃって……自由気ままに、いつまでも登校拒否をし続ける私も、どうかと思うけど……。


「(やっぱり、このままじゃダメだよね……)」


ふぅ、とため息をついた。その時だった。


「あの、いつまでそこにいるんですか?いくら僕のファンだからって、」

「桂木くんのファンになった事は一度もないのでご安心を」


バタン


お母さんに一言告げて、夕方のコンビニに自転車を飛ばす。もちろん、メンズの物を買うなんて初めてのことで……。何を買えばいいかもわからないし、商品を持ってレジに並ぶのも恥ずかしかった。


「(なんで私があの変人の桂木くんのために、ここまでしないといけないのー!?)」


半泣きで自転車をこいで、何とか家に帰った私。そこで、とんでもない光景を目にした。


「お母さん、この唐揚げはどちらのシェフがお作りに?」

「あら~桂木くんってば!」

「……」


桂木くんが、普通に制服を着て、普通にご飯を食べている。

え、ここ私の家だよね?ってか、下着はどうしたの!?


「(もしかして、今ノーパン!?)」

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