超ポジティブな委員長の桂木くん (短)
視界に入れまいと意識すればするほど、目は桂木くんの中心部に行ってしまい……。そして運の悪い事に、桂木くんと視線が合ってしまう。

そして「一花さん……」とため息交じりに名前を呼ばれて……。その直後、本当にため息をつかれた。


「はぁ、いくら僕のファンだからって限度がありますよ。ちゃんとパンツは履いてます。替えのパンツは持ち歩く主義なんですよ、僕は」

「あっそーですか!なら言ってくれれば良かったのに!!わざわざ買いに行かなくても良かったじゃん!」

「こちらのお宅で保管させていただけると助かります。いつか役に立つかもしれないので、」

「絶対そんな機会は無いから、持ち帰ってください!!」


そして。

ドタバタの晩御飯を終えて、とうとう桂木くんが帰(ってくれ)る時間になった。

だけど困ったことに。本当に困ったことに「こんな感じで明日も来ます」なんて言うから、丁重にお断りさせていただいた。


「もう、来なくて結構です」
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