超ポジティブな委員長の桂木くん (短)
「そうはいきません。僕は学級委員ですから」
「いや、そうじゃなくて……」
「?」
訳が分かりません――と言いたそうな薄い唇に一度目をやって、自分の唇にキュッと力を入れる。
桂木くんみたいに、スラスラと喋ることは出来ないけど……言ってみよう。勇気を出して。今の私の気持ちを。
「明日……学校に行くから、もう来ないでいい……って事」
「え?明日?学校に?行くんですか?」
「い、行く……から!その疑問符のオンパレードやめてよ!」
「いえ、ビックリしたものですから」
「……」
そりゃ、そうだよね。だって私、四月の頭から六月のいままで。二か月まるまる、学校を欠席してるんだもん。そんな私が登校するなんて「急になんで?」って、思うよね。
「いや、そうじゃなくて……」
「?」
訳が分かりません――と言いたそうな薄い唇に一度目をやって、自分の唇にキュッと力を入れる。
桂木くんみたいに、スラスラと喋ることは出来ないけど……言ってみよう。勇気を出して。今の私の気持ちを。
「明日……学校に行くから、もう来ないでいい……って事」
「え?明日?学校に?行くんですか?」
「い、行く……から!その疑問符のオンパレードやめてよ!」
「いえ、ビックリしたものですから」
「……」
そりゃ、そうだよね。だって私、四月の頭から六月のいままで。二か月まるまる、学校を欠席してるんだもん。そんな私が登校するなんて「急になんで?」って、思うよね。