超ポジティブな委員長の桂木くん (短)
不登校が始まった日から、学校からあらゆる手段で、何度も電話を貰っている私が言うんだから、間違いない。学校は「もしも」に備えて、色んな連絡先を、事前に親から聞くものだからね。
だけど桂木くんは、全く聞く耳を持ってくれない。ばかりか、私をおちょくるように「おやおや」と伏し目がちで私を見た。
「そんなに僕を心配しているなんて、やっぱり一花さんは僕のファンなんですねぇ」
「~っ、もうこの話は終わりね!」
用意してくれたビニールシートの上に、ぴょんとジャンプする私。紙皿に割りばしまで用意してくれてる。しかも、作ってきてくれたお弁当は、三段重ねの重箱。
中学校は給食が出るって、知らないの?……あ、そうか。
「今日、私が学校にたどり着けないって、桂木くん予想してた?」
「僕はお弁当が食べたい気分だっただけですよ」
だけど桂木くんは、全く聞く耳を持ってくれない。ばかりか、私をおちょくるように「おやおや」と伏し目がちで私を見た。
「そんなに僕を心配しているなんて、やっぱり一花さんは僕のファンなんですねぇ」
「~っ、もうこの話は終わりね!」
用意してくれたビニールシートの上に、ぴょんとジャンプする私。紙皿に割りばしまで用意してくれてる。しかも、作ってきてくれたお弁当は、三段重ねの重箱。
中学校は給食が出るって、知らないの?……あ、そうか。
「今日、私が学校にたどり着けないって、桂木くん予想してた?」
「僕はお弁当が食べたい気分だっただけですよ」