超ポジティブな委員長の桂木くん (短)
「雨が降ってきましたよ。洗濯物が濡れちゃいます。あなたも手伝ってください」
「え、雨!?本当だ、急がないと!」
網戸を開けて、サンダルを履いて外に出る。
そして隣に並んだ、見知らぬ男の子を見た。
「……」
「すみません、僕の顔の方が気になるのは分かるのですが、今は洗濯物に集中してもらえませんか?」
「あ、すみません……ん?」
僕の顔の方が気になる?
そう聞こえたのは、気のせい?
眉間にシワを寄せて悩む私の事はお構いなしなのか、男の子は「これで全部ですね」と、たったさっき私が出て来た場所から中に入っていく。
え?
入った!?
「え、ちょ、ま、け……警察!」
「いいですよ、たかが洗濯物を手伝ったくらいで感謝状なんて必要ないです」
「違う不法侵入で!!」
だけど男の子は「不法侵入?誰が?」と、全く自分の事だとは思ってない様子。
しまった、今スマホはソファにある……。あの男の子の横を通らないと、スマホを取れない!
「え、雨!?本当だ、急がないと!」
網戸を開けて、サンダルを履いて外に出る。
そして隣に並んだ、見知らぬ男の子を見た。
「……」
「すみません、僕の顔の方が気になるのは分かるのですが、今は洗濯物に集中してもらえませんか?」
「あ、すみません……ん?」
僕の顔の方が気になる?
そう聞こえたのは、気のせい?
眉間にシワを寄せて悩む私の事はお構いなしなのか、男の子は「これで全部ですね」と、たったさっき私が出て来た場所から中に入っていく。
え?
入った!?
「え、ちょ、ま、け……警察!」
「いいですよ、たかが洗濯物を手伝ったくらいで感謝状なんて必要ないです」
「違う不法侵入で!!」
だけど男の子は「不法侵入?誰が?」と、全く自分の事だとは思ってない様子。
しまった、今スマホはソファにある……。あの男の子の横を通らないと、スマホを取れない!