超ポジティブな委員長の桂木くん (短)
「あの、何が”いけない”の?」
おずおずと聞くと、委員長はメガネをカチャっと素早く直す。
そして私の胸元を堂々と指さした。
「僕みたいな節度ある男子中学生が来たからいいものの。これからは、下着が透けないような、常識ある清楚な服装を心がけてくださいね。例え家の中であってもですよ?」
「……は?」
私は視線を下げて、自分の服を見る。すると、服は見事に透けていて……下着の線と言う線、色という色がスケスケになっていた。
「ぎゃ!?」
「一花さん……僕よりも男前な叫び声が出るなんて凄いですね」