願い星と赤い隕石
「まさか…願い星がお前の願いを叶えたのか!?」
「!?な、そんなはずはね!…俺の…願い…は…」
「そうでなければ願い星はここにいるはずだ!」
「!…ま、まさかあいつ…」
赤い隕石は流星群達から色々言われていたが赤い隕石はそんなことは聞いてはおらず願い星のことを考えていた。
「…(あいつ…あの時、俺が言ったことを叶えたのか!…)バカやろ…」
赤い隕石は渋い顔をして悲しんだ。
「お前が無理やり願いを叶えさせたんだろ!」
「何とか言ったらどうだ!」
「そのくらいにしておきなさい流星群」
流星群が赤い隕石に言い合っているのを止めたのは以前の赤い隕石と同じ大きさの月だった。
「!…お月様…ですが!!」
「皆、言いたいことはわかりますがそう決めつけてはいけません…」
「ぅ…」
「あなたがあの時の隕石ですね…願い星がどうなったか聞かせてくれませんか?」
「ああ!お前なんぞに教えることはねぇよ!」
「な、お前お月様に向かってなんて聞き方だ!」
「いいのです」
「ですが!!」
「いいのです…」
「!…」
「…私達はあなたがたが居なくなってから少しずつですが輝きを失っていった」
「…」
赤い隕石は月の話を黙って聞いていた。
「ところがそんな時に突然、天の川ほとりが光り出したと思ったら私達の輝きが戻ったのです」
「!やっぱりあいつ俺の願いを叶えたのか!…」
「やはりそうでしたか…」
そう聞いた赤い隕石は自分の願いを叶えた願い星に怒っていた。
「バカじゃねぇか!俺の願いなんて叶えたってお前がいなきゃ意味ねぇだろうたが!!…願い星!!」
そう赤い隕石が叫んだら目から一筋の涙が流れた。
その瞬間、突然、赤い隕石の体が赤く光り出した。
「な、なんだ!」
「これは…」
「この光りは…」
「赤い光りだが…この光りは願い星と同じ光りだ…」
そう言ってきたのは太陽だった。
「!…太陽」
「どういうことだ…」
「な、お前また…」
「いいんだ」
「…」
「この光りは願いを叶えることができる光りだ」
「…願いが…叶えられる…」
「ええ…あなたの願いはおそらく願い星になりたいとながったのではないですか?」
「…」
そう月に尋ねられて赤い隕石は黙って頷いた。
「な、どういうことなんだ!」
「なぜ貴様のようなやつが願い星になりたいなどと…」
「やめるんだ」
「し、しかし!」
星達は反論しようとしたが太陽に止められた。
「…」
「…俺が願い星になったて意味がねのに…」
「けれど…君は願い星になった」
「…俺は…あいつと一緒に色んなところに行って楽しく過ごせればよかったんだ…」
「…あなたを願い星にしたのはきっと何か理由があったのでは?」
「…理由?…ふん…そんなもんあるのかよ…」
「また!」
「よしなさい…」
「…」
「君を願い星にしたのはおそらくまた君に会うためなんじゃないかな?」
「え…」
「願い星はその者の願いを叶えたら消えてそこからまた新たな願い星が産まれるその時、現れた願い星が寂しい思いをしないようにそれで君を願い星した」
「それはどういうことですか?」
太陽が言ったことに星達は首を傾げた。
「さっきも言ったように願い星は願いを叶えたら消えてしまう…そして新たな願い星が産まれるはずだが今はここに願い星はいないが星達は輝けている…」
「つまりそれは…」
「願い星が赤い隕石の願いを叶えたことで赤い隕石に願いを叶えることのできる願い星になってしまったのです。それで新たな願い星が産まれてはいないのです」
「願い星はきっと君の願いを叶えたら新たな願い星が誕生した時にその願い星が寂しい思いをしないようにひとりぼっちにならないように君を願い星にした」
「…けど新たな願い星は産まれてね…俺があんな願いしたから…けど何で寂しい思いとかひとりぼっちにならないようにとか言うだ?」
「それは…願い星から頼まれたのです」
「え?…どういうことだ…」
「あなたがここに現れる前に願い星が私と太陽に伝えてくれたのです」
月と太陽の話によると星達の輝きがなくなりかけていた時、今いる天の川のほとりが突然、光り出して辺りが七色に光った瞬間、星達の輝きが戻た。
その時に願い星が赤い隕石との楽しいひとときや赤い隕石は本当は優しい隕石だと言うことを月と太陽に伝えていたのです。
「君が悪い隕石ではないのは願い星が教えてくれた」
「あなたと過ごして来た日々はとても楽しかったと…」
「それに…君とずっと一緒に居たかったことも…」
「…バカじゃねぇかあいつ…ずっと一緒に居たいのなら俺の願いなんて叶えなきゃよかったのによ…」
赤い隕石は文句を言いつつも泣いていた。
「…願い星があなたの願いを叶えたのはきっとまた会えると思ってのこと…」
「え…どういうことだ?」
「…願い星は最後に一つ私達に願いを言ったんだ」
「次に産まれてくる願い星は今までのように消えることがないように…赤い隕石と一緒に色んな星に行けるようにして欲しいと頼んで消えてしまった」
「だが私達は願い星ではないから願い星の願いは叶えることはできないが…」
「あなたなら叶えることが出来るかもしれません…」
「え…」
「今の君は願い星となったんだ…だから願いを叶えることができる」
「それは、どういう…」
「私達が願い星が願った願いをあなたが叶えるのです」
「俺が?…」
「そうしたらまた願い星に会える」
「そうしたら…俺は消えるんじゃ…」
「いいえ消えません」
「願い星が言っていました。願いが叶えたあとは消えないようにまた新たな願いができるまで色んな星に行けるように出来ると…」
「…」
「けれど…君の体はもうもたない」
「…願い星の力でもあなたの体を保てることはできなかった」
「…願い星になれても無理だったんだな…俺の体は…」
「ええ…すみません私達の力では何もできなくて…」
「…いいや…あの時にもうわかってたんだ俺の体がもう限界なのは…」
赤い隕石は水の星に行った時に気づいたのです。
自分の体がもうぼろぼろで保っているのがやっとだということに気づいていた。
「…ここまでに来た時にはもう痛みも何も感じていなかったからな…その時から崩れはじめていたんだ俺の体は…」
そう言ったら赤い隕石の体が少しずつ崩れ始めた。
「そのことは願い星に言ったのですか?」
「言う訳ないだろ…行く星、行く星あいつの楽しそうにしてるから…あいつに悲しい思いさせたくなかったからな…今までひとりぼっちだった。あいつと一緒に色んな星に行ってあいつの嬉しそうな声、聞いたら言える訳ねぇ…けど結局あいつには悲しい思いさせちまった」
「そんなことはありません」
「願い星は私達に君と一緒に色んな星に行って楽しかったこと色々と伝えてくれた」
「それにあなたと別れることになることも…」
「…」
「とても残念がっていました」
「けれど願い星は消えてしまうことがわかっていてもまたあなたと会えるとも言っていた」
「そうか…だったら会えるかなあいつと…もう一度、一緒に色んな星に行けるかな…」
「ええ…きっと…」
「…月に太陽…頼めるかあいつの願いを俺は叶えてぇしまた会いたいからな…」
「ええ…」
そう言って赤い隕石はキレイな赤い光りと共に消えてしまった。
「!…赤い隕石は何処に!」
赤い隕石が消えるのを見ていた星達が騒ぎ始めた時。
赤い隕石がいたところから七色に光り始めた。
次の瞬間、辺りが眩しいくらいの光りに包まれた。
「!?な、そんなはずはね!…俺の…願い…は…」
「そうでなければ願い星はここにいるはずだ!」
「!…ま、まさかあいつ…」
赤い隕石は流星群達から色々言われていたが赤い隕石はそんなことは聞いてはおらず願い星のことを考えていた。
「…(あいつ…あの時、俺が言ったことを叶えたのか!…)バカやろ…」
赤い隕石は渋い顔をして悲しんだ。
「お前が無理やり願いを叶えさせたんだろ!」
「何とか言ったらどうだ!」
「そのくらいにしておきなさい流星群」
流星群が赤い隕石に言い合っているのを止めたのは以前の赤い隕石と同じ大きさの月だった。
「!…お月様…ですが!!」
「皆、言いたいことはわかりますがそう決めつけてはいけません…」
「ぅ…」
「あなたがあの時の隕石ですね…願い星がどうなったか聞かせてくれませんか?」
「ああ!お前なんぞに教えることはねぇよ!」
「な、お前お月様に向かってなんて聞き方だ!」
「いいのです」
「ですが!!」
「いいのです…」
「!…」
「…私達はあなたがたが居なくなってから少しずつですが輝きを失っていった」
「…」
赤い隕石は月の話を黙って聞いていた。
「ところがそんな時に突然、天の川ほとりが光り出したと思ったら私達の輝きが戻ったのです」
「!やっぱりあいつ俺の願いを叶えたのか!…」
「やはりそうでしたか…」
そう聞いた赤い隕石は自分の願いを叶えた願い星に怒っていた。
「バカじゃねぇか!俺の願いなんて叶えたってお前がいなきゃ意味ねぇだろうたが!!…願い星!!」
そう赤い隕石が叫んだら目から一筋の涙が流れた。
その瞬間、突然、赤い隕石の体が赤く光り出した。
「な、なんだ!」
「これは…」
「この光りは…」
「赤い光りだが…この光りは願い星と同じ光りだ…」
そう言ってきたのは太陽だった。
「!…太陽」
「どういうことだ…」
「な、お前また…」
「いいんだ」
「…」
「この光りは願いを叶えることができる光りだ」
「…願いが…叶えられる…」
「ええ…あなたの願いはおそらく願い星になりたいとながったのではないですか?」
「…」
そう月に尋ねられて赤い隕石は黙って頷いた。
「な、どういうことなんだ!」
「なぜ貴様のようなやつが願い星になりたいなどと…」
「やめるんだ」
「し、しかし!」
星達は反論しようとしたが太陽に止められた。
「…」
「…俺が願い星になったて意味がねのに…」
「けれど…君は願い星になった」
「…俺は…あいつと一緒に色んなところに行って楽しく過ごせればよかったんだ…」
「…あなたを願い星にしたのはきっと何か理由があったのでは?」
「…理由?…ふん…そんなもんあるのかよ…」
「また!」
「よしなさい…」
「…」
「君を願い星にしたのはおそらくまた君に会うためなんじゃないかな?」
「え…」
「願い星はその者の願いを叶えたら消えてそこからまた新たな願い星が産まれるその時、現れた願い星が寂しい思いをしないようにそれで君を願い星した」
「それはどういうことですか?」
太陽が言ったことに星達は首を傾げた。
「さっきも言ったように願い星は願いを叶えたら消えてしまう…そして新たな願い星が産まれるはずだが今はここに願い星はいないが星達は輝けている…」
「つまりそれは…」
「願い星が赤い隕石の願いを叶えたことで赤い隕石に願いを叶えることのできる願い星になってしまったのです。それで新たな願い星が産まれてはいないのです」
「願い星はきっと君の願いを叶えたら新たな願い星が誕生した時にその願い星が寂しい思いをしないようにひとりぼっちにならないように君を願い星にした」
「…けど新たな願い星は産まれてね…俺があんな願いしたから…けど何で寂しい思いとかひとりぼっちにならないようにとか言うだ?」
「それは…願い星から頼まれたのです」
「え?…どういうことだ…」
「あなたがここに現れる前に願い星が私と太陽に伝えてくれたのです」
月と太陽の話によると星達の輝きがなくなりかけていた時、今いる天の川のほとりが突然、光り出して辺りが七色に光った瞬間、星達の輝きが戻た。
その時に願い星が赤い隕石との楽しいひとときや赤い隕石は本当は優しい隕石だと言うことを月と太陽に伝えていたのです。
「君が悪い隕石ではないのは願い星が教えてくれた」
「あなたと過ごして来た日々はとても楽しかったと…」
「それに…君とずっと一緒に居たかったことも…」
「…バカじゃねぇかあいつ…ずっと一緒に居たいのなら俺の願いなんて叶えなきゃよかったのによ…」
赤い隕石は文句を言いつつも泣いていた。
「…願い星があなたの願いを叶えたのはきっとまた会えると思ってのこと…」
「え…どういうことだ?」
「…願い星は最後に一つ私達に願いを言ったんだ」
「次に産まれてくる願い星は今までのように消えることがないように…赤い隕石と一緒に色んな星に行けるようにして欲しいと頼んで消えてしまった」
「だが私達は願い星ではないから願い星の願いは叶えることはできないが…」
「あなたなら叶えることが出来るかもしれません…」
「え…」
「今の君は願い星となったんだ…だから願いを叶えることができる」
「それは、どういう…」
「私達が願い星が願った願いをあなたが叶えるのです」
「俺が?…」
「そうしたらまた願い星に会える」
「そうしたら…俺は消えるんじゃ…」
「いいえ消えません」
「願い星が言っていました。願いが叶えたあとは消えないようにまた新たな願いができるまで色んな星に行けるように出来ると…」
「…」
「けれど…君の体はもうもたない」
「…願い星の力でもあなたの体を保てることはできなかった」
「…願い星になれても無理だったんだな…俺の体は…」
「ええ…すみません私達の力では何もできなくて…」
「…いいや…あの時にもうわかってたんだ俺の体がもう限界なのは…」
赤い隕石は水の星に行った時に気づいたのです。
自分の体がもうぼろぼろで保っているのがやっとだということに気づいていた。
「…ここまでに来た時にはもう痛みも何も感じていなかったからな…その時から崩れはじめていたんだ俺の体は…」
そう言ったら赤い隕石の体が少しずつ崩れ始めた。
「そのことは願い星に言ったのですか?」
「言う訳ないだろ…行く星、行く星あいつの楽しそうにしてるから…あいつに悲しい思いさせたくなかったからな…今までひとりぼっちだった。あいつと一緒に色んな星に行ってあいつの嬉しそうな声、聞いたら言える訳ねぇ…けど結局あいつには悲しい思いさせちまった」
「そんなことはありません」
「願い星は私達に君と一緒に色んな星に行って楽しかったこと色々と伝えてくれた」
「それにあなたと別れることになることも…」
「…」
「とても残念がっていました」
「けれど願い星は消えてしまうことがわかっていてもまたあなたと会えるとも言っていた」
「そうか…だったら会えるかなあいつと…もう一度、一緒に色んな星に行けるかな…」
「ええ…きっと…」
「…月に太陽…頼めるかあいつの願いを俺は叶えてぇしまた会いたいからな…」
「ええ…」
そう言って赤い隕石はキレイな赤い光りと共に消えてしまった。
「!…赤い隕石は何処に!」
赤い隕石が消えるのを見ていた星達が騒ぎ始めた時。
赤い隕石がいたところから七色に光り始めた。
次の瞬間、辺りが眩しいくらいの光りに包まれた。