悪役令嬢は全力でグータラしたいのに、隣国皇太子が溺愛してくる。なぜ。
一番大きな国で、一番高貴な女になる。面倒なことは夫に任せて、好きなだけ贅沢して暮らせるのだ。
そのためには、絶対に皇太子との結婚は外せない。
でも。
先輩がユーリエスになって、なにかが変わっているみたいだ。だって私のもとに邪教の信徒が現れることはなかったし、皇太子はイリスを好きになるはずなのにユーリエスと結婚すると言っていた。
私も邪神の復活を求めていないから、大きく物語が変わった?
どう変わったかはわからないけど……これはチャンスかもしれない。私が確実に一番になるために。そうだ、これを使えば皇太子を手に入れられるかもしれない。
汚れを浄化するのが面倒で放っておいたら、いつの間にか私の中に大きな闇の力が溜まっていた。それは世界中の汚れが凝縮された、混沌の闇だ。
あれ? もしかして、これで私自身が邪神になったら、この世界が私のものになる?
皇帝の妻ではなく、私が世界の女王になれる?
ぞくりと身体が震えた。
そのためには、絶対に皇太子との結婚は外せない。
でも。
先輩がユーリエスになって、なにかが変わっているみたいだ。だって私のもとに邪教の信徒が現れることはなかったし、皇太子はイリスを好きになるはずなのにユーリエスと結婚すると言っていた。
私も邪神の復活を求めていないから、大きく物語が変わった?
どう変わったかはわからないけど……これはチャンスかもしれない。私が確実に一番になるために。そうだ、これを使えば皇太子を手に入れられるかもしれない。
汚れを浄化するのが面倒で放っておいたら、いつの間にか私の中に大きな闇の力が溜まっていた。それは世界中の汚れが凝縮された、混沌の闇だ。
あれ? もしかして、これで私自身が邪神になったら、この世界が私のものになる?
皇帝の妻ではなく、私が世界の女王になれる?
ぞくりと身体が震えた。