悪役令嬢は全力でグータラしたいのに、隣国皇太子が溺愛してくる。なぜ。
翌朝、全員揃ったところで最終調整を始めた。まずはリンクから昨夜の話をミカや影のマリサに伝える。それから昨日ミカから聞いた話で気になることがあったので、深く掘り下げて聞いた。
「それでね、昨日へレーナの食事の好みが変わったって聞いたけど、具体的にどういう風に変わったの?」
「わたしが聞いたのは、とにかく極上のスイーツばかり求めてるっていうの。マリサが皇城に潜んでいる影から情報を集めたんだけど、食事まで甘いものばかりで普通の食事はしないみたい」
「そう……」
「聞いてるだけで気持ち悪くなっちゃったよ」
もしそうだとしたら、私の考えが当てはまっているかもしれない。たとえ外れていたとしても、きっと予想外の攻撃で一瞬の隙くらいはできるはずだ。
「わかったわ。それなら私に考えがあるの。リンクやマリサたちにも協力してもらいたいけど、いいかしら?」
「もちろんです」
「なんなりと」
こうして作戦を立て準備が整ってから、私はひとりで帝都へ向かった。
「それでね、昨日へレーナの食事の好みが変わったって聞いたけど、具体的にどういう風に変わったの?」
「わたしが聞いたのは、とにかく極上のスイーツばかり求めてるっていうの。マリサが皇城に潜んでいる影から情報を集めたんだけど、食事まで甘いものばかりで普通の食事はしないみたい」
「そう……」
「聞いてるだけで気持ち悪くなっちゃったよ」
もしそうだとしたら、私の考えが当てはまっているかもしれない。たとえ外れていたとしても、きっと予想外の攻撃で一瞬の隙くらいはできるはずだ。
「わかったわ。それなら私に考えがあるの。リンクやマリサたちにも協力してもらいたいけど、いいかしら?」
「もちろんです」
「なんなりと」
こうして作戦を立て準備が整ってから、私はひとりで帝都へ向かった。