4人姉弟。

零 はじまり

ある年の9月。

埼玉のとある病院で私は生まれた。

母が実家に帰省している時の出来事だった。


生まれた時、私は「仮死状態」で生まれてきた。

自分の羊水などを生まれる時に飲み込んでしまったらしい。

真っ青な顔で生まれた私。

何か後遺症が残るのでは、と母も感じていた。

だが、担当医師の対処が迅速かつ丁寧だったため、
私は現状としてなんの後遺症もなく暮らすことが出来ている。


私はこの話を10歳の2分の1成人式の時に母からの手紙で知ったが、
担当してくれた医師には感謝しきれない。

そこから私は脅威の回復力で回復し、すぐに病院から退院することができた。
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