転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
すると、ヘンリー様がいるテーブル席からお嬢様方の小さな歓声が聞こえた。
あ、この『特別イベント』限定のサービスをしたんだな。
お嬢様方が赤い顔をしている。
フラン様が好きだったという乙女ゲーム『麗しの執事達』の攻略キャラクター達のセリフを言う限定サービスがあるのだ。
担当執事が『特別イベント』の箱をお嬢様に渡す。
その小さな箱の中には紙が入っていて、お嬢様が箱の中から1枚取る。
その紙に記入されているセリフを担当執事がお嬢様に言うのだ。
フラン様によると『こんなことを言われたらキュンキュンです!!』らしい…。
ヘンリー様は『爽やか元気系執事』だから、どんなセリフだったんだろう。
セリフかぁ…。
僕はお芝居も下手だったし苦手だなぁ。
そのあとは、テーブルのお嬢様から声を掛けられて話をしたり、美味しそうなデザートを運んだりしていた。
すると、小さな箱を持ったルイが僕の肩を叩いた。
「お嬢様のお席まで行くぞ」
「あ、うん」
ついにキタ!
「お嬢様、こちらをどうぞ」
「はい…!」
そのテーブルの代表のお嬢様が『双子の王子様系執事』の箱の中から1枚選んでルイに渡した。
僕はその紙を覗き、ルイをチラリと見る。
僕とルイはソファーに座るお嬢様方の近くで片膝をつき、ふたりで同じセリフを言った。
『お嬢様は私達がお守りいたします』
は、恥ずかしいー!!!
何コレ!?
ええい!
アイドル風キラキラスマイルだ!!
「きゃあああ!!」
このテーブルでも歓声が上がった。
あ、この『特別イベント』限定のサービスをしたんだな。
お嬢様方が赤い顔をしている。
フラン様が好きだったという乙女ゲーム『麗しの執事達』の攻略キャラクター達のセリフを言う限定サービスがあるのだ。
担当執事が『特別イベント』の箱をお嬢様に渡す。
その小さな箱の中には紙が入っていて、お嬢様が箱の中から1枚取る。
その紙に記入されているセリフを担当執事がお嬢様に言うのだ。
フラン様によると『こんなことを言われたらキュンキュンです!!』らしい…。
ヘンリー様は『爽やか元気系執事』だから、どんなセリフだったんだろう。
セリフかぁ…。
僕はお芝居も下手だったし苦手だなぁ。
そのあとは、テーブルのお嬢様から声を掛けられて話をしたり、美味しそうなデザートを運んだりしていた。
すると、小さな箱を持ったルイが僕の肩を叩いた。
「お嬢様のお席まで行くぞ」
「あ、うん」
ついにキタ!
「お嬢様、こちらをどうぞ」
「はい…!」
そのテーブルの代表のお嬢様が『双子の王子様系執事』の箱の中から1枚選んでルイに渡した。
僕はその紙を覗き、ルイをチラリと見る。
僕とルイはソファーに座るお嬢様方の近くで片膝をつき、ふたりで同じセリフを言った。
『お嬢様は私達がお守りいたします』
は、恥ずかしいー!!!
何コレ!?
ええい!
アイドル風キラキラスマイルだ!!
「きゃあああ!!」
このテーブルでも歓声が上がった。