転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
笑顔のヘンリー様からセリフイベントの箱を受け取る。
「はい!ルカ様」
「あ、ありがとう?」
何でそんなに笑顔なの?
不思議に思いつつクレアとシェイラの席へ、ルイと一緒に向かう。
「ルカ、お疲れさま」
「来てくれてありがとう、クレア」
ルイはこのセリフイベントも関係なくさっさとシェイラの隣に座ってイチャイチャし始めた。
甘いセリフなんて日常的にシェイラに言っているもんね。
「クレア、1枚引いてね」
「ええ。分かったわ」
クレアが引いた紙を開いて見る。
『好きです』
え!? これを皆の前で言うの!!?
……ムリッ!!
「もう1枚引いて、クレア」
『私と結婚してください』
「ッ!??」
これはプロポーズ!!!
「もう1枚……」
『私の大切なお姫様、ずっと側にいて』
「ッ!!!」
どうして!?
こんなのばっかり!!
皆の前で言えるワケないでしょ!!
「琉翔!どうしたのー?」
真璃愛がニヤニヤして声を掛ける。
フラン様もニヤニヤしている。
もう!あのふたりの仕業だな!!
そういえば、箱を渡してくれたヘンリー様も妙に笑顔だったな。
気づくと他の皆も見ていて、とても注目されている。
このイベントをしないと終われない雰囲気だ。
僕はクレアの側で片膝をついた。
「きゃあ!ついに!?」
「ルカ様!頑張れ!」
周りのお嬢様方やヘンリー様が何か言っているが、それどころではない。
……コレで許してもらおう。
僕は白い手袋をした手で、クレアの小さな手をスッと取り、クレアを見つめた。
「ルカ……」
頬が赤く染まった可愛いクレア。
ここでは言葉にできないけど、気持ちだけはセリフ以上に…。
好きだよ、クレア。
僕はクレアの手の甲にキスをした。
「はい!ルカ様」
「あ、ありがとう?」
何でそんなに笑顔なの?
不思議に思いつつクレアとシェイラの席へ、ルイと一緒に向かう。
「ルカ、お疲れさま」
「来てくれてありがとう、クレア」
ルイはこのセリフイベントも関係なくさっさとシェイラの隣に座ってイチャイチャし始めた。
甘いセリフなんて日常的にシェイラに言っているもんね。
「クレア、1枚引いてね」
「ええ。分かったわ」
クレアが引いた紙を開いて見る。
『好きです』
え!? これを皆の前で言うの!!?
……ムリッ!!
「もう1枚引いて、クレア」
『私と結婚してください』
「ッ!??」
これはプロポーズ!!!
「もう1枚……」
『私の大切なお姫様、ずっと側にいて』
「ッ!!!」
どうして!?
こんなのばっかり!!
皆の前で言えるワケないでしょ!!
「琉翔!どうしたのー?」
真璃愛がニヤニヤして声を掛ける。
フラン様もニヤニヤしている。
もう!あのふたりの仕業だな!!
そういえば、箱を渡してくれたヘンリー様も妙に笑顔だったな。
気づくと他の皆も見ていて、とても注目されている。
このイベントをしないと終われない雰囲気だ。
僕はクレアの側で片膝をついた。
「きゃあ!ついに!?」
「ルカ様!頑張れ!」
周りのお嬢様方やヘンリー様が何か言っているが、それどころではない。
……コレで許してもらおう。
僕は白い手袋をした手で、クレアの小さな手をスッと取り、クレアを見つめた。
「ルカ……」
頬が赤く染まった可愛いクレア。
ここでは言葉にできないけど、気持ちだけはセリフ以上に…。
好きだよ、クレア。
僕はクレアの手の甲にキスをした。