転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
3
「か、可愛いッ!!」
ぷくぷくの頬っぺに腕!小さなおてて!クリクリの瞳!!
「玲お兄ちゃんがメロメロになるはずだよねぇ」
「あー、うー」
「そーでしゅかー」
僕達もメロメロになってしまう!!
今日はストライブ侯爵家に僕とルイと真璃愛の3人で、玲お兄ちゃんとメリアーナ様と赤ちゃんに会いに来た。
少し前にクレア達とも来ているので、赤ちゃんに会うのは今日で2回目。
今日は僕とルイで行く予定だったけど、話を聞いていた真璃愛も一緒に来ている。
僕とルイはそっとベビーベッドを囲んで、ふたりの息子であるアイ様を見て目尻を下げているところだ。
髪の色はメリアーナ様の薄い紫色を、瞳の色は玲お兄ちゃんの濃い紫色を受け継いだアイ様。
「瞳が大きいから玲お兄ちゃんやノア様みたいに可愛い系じゃない?」
アイ様に指をキュッと握られてニコニコしているルイ。
「メリアーナ様だって大きい瞳だよ。でもメリアーナ様似だと綺麗系だよね」
僕はアイ様のほっぺをちょんと触る。
「将来絶対にイケメンだ」
「っていうか、もう天使だよね」
なんて言いながらアイ様を見つめる。
「あれ?真璃愛はどこにいるの?ルイ」
全然声が聞こえないと思ったら真璃愛はいつの間にかいなくなっていた。
「アイツこの部屋に案内されてる途中でどこか行ったぞ」
「ええ?」
アイ様に会いに来たのに?
「…そのうち来るだろ」
『うぁー、あー!」
「あっ!アイ様が僕を見て何か喋ってるよ!」
「フフフッ。皆、来てくれてありがとう。お茶とお菓子をどうぞ。以前会った時より少し大きくなったでしょ」
メリアーナ様が声を掛けてくれた。
「ありがとうございます。今日もアイ様は可愛いですね!」
「あれ、玲お兄ちゃん、これは新作の和菓子?」
「そうだよ。アイをイメージして作ったんだ」
綺麗な薄紫色のお花の形の練りきりだ。
「食べるのがもったいないね」
しばらくお菓子を見つめてしまう。
「今日はノア様を見かけないけど、いないの?」
「…屋敷にはいるはずなんだけどね」
アイ様を抱っこする玲お兄ちゃん。
「昔はよくギュッて抱きついてきて『メリアお姉様大好き』って言ってくれてたのに、寂しいわ」
「ングッ」
思わずお菓子を食べていた口を手で押さえる。
僕達への塩対応ノア様からは想像つかない…。
「その頃のノア様は何歳ですか?」
「そうね、初めて会ったのは確か7歳だったはずよ。レイ様そっくりでね、クリッとした瞳で私をジッと見つめてて、ミニレイ様可愛い!!って心の中で叫んでたわ」
「ミニレイ様…」
「なのに、ここ数年は…去年くらいからは特に素っ気なくなっちゃって寂しいの。もう甘えたりしない年頃なのかしらね」
はぁとため息をついて悲しそうなメリアーナ様。
「ストライブ家の仕事もよく手伝ってくれているからね、ノアは。今日も何かしてくれているのかな」
「もう立派なお兄ちゃんになったのねぇ」
僕達は和菓子を食べながらミニレイ様の話を聞いていた。
ぷくぷくの頬っぺに腕!小さなおてて!クリクリの瞳!!
「玲お兄ちゃんがメロメロになるはずだよねぇ」
「あー、うー」
「そーでしゅかー」
僕達もメロメロになってしまう!!
今日はストライブ侯爵家に僕とルイと真璃愛の3人で、玲お兄ちゃんとメリアーナ様と赤ちゃんに会いに来た。
少し前にクレア達とも来ているので、赤ちゃんに会うのは今日で2回目。
今日は僕とルイで行く予定だったけど、話を聞いていた真璃愛も一緒に来ている。
僕とルイはそっとベビーベッドを囲んで、ふたりの息子であるアイ様を見て目尻を下げているところだ。
髪の色はメリアーナ様の薄い紫色を、瞳の色は玲お兄ちゃんの濃い紫色を受け継いだアイ様。
「瞳が大きいから玲お兄ちゃんやノア様みたいに可愛い系じゃない?」
アイ様に指をキュッと握られてニコニコしているルイ。
「メリアーナ様だって大きい瞳だよ。でもメリアーナ様似だと綺麗系だよね」
僕はアイ様のほっぺをちょんと触る。
「将来絶対にイケメンだ」
「っていうか、もう天使だよね」
なんて言いながらアイ様を見つめる。
「あれ?真璃愛はどこにいるの?ルイ」
全然声が聞こえないと思ったら真璃愛はいつの間にかいなくなっていた。
「アイツこの部屋に案内されてる途中でどこか行ったぞ」
「ええ?」
アイ様に会いに来たのに?
「…そのうち来るだろ」
『うぁー、あー!」
「あっ!アイ様が僕を見て何か喋ってるよ!」
「フフフッ。皆、来てくれてありがとう。お茶とお菓子をどうぞ。以前会った時より少し大きくなったでしょ」
メリアーナ様が声を掛けてくれた。
「ありがとうございます。今日もアイ様は可愛いですね!」
「あれ、玲お兄ちゃん、これは新作の和菓子?」
「そうだよ。アイをイメージして作ったんだ」
綺麗な薄紫色のお花の形の練りきりだ。
「食べるのがもったいないね」
しばらくお菓子を見つめてしまう。
「今日はノア様を見かけないけど、いないの?」
「…屋敷にはいるはずなんだけどね」
アイ様を抱っこする玲お兄ちゃん。
「昔はよくギュッて抱きついてきて『メリアお姉様大好き』って言ってくれてたのに、寂しいわ」
「ングッ」
思わずお菓子を食べていた口を手で押さえる。
僕達への塩対応ノア様からは想像つかない…。
「その頃のノア様は何歳ですか?」
「そうね、初めて会ったのは確か7歳だったはずよ。レイ様そっくりでね、クリッとした瞳で私をジッと見つめてて、ミニレイ様可愛い!!って心の中で叫んでたわ」
「ミニレイ様…」
「なのに、ここ数年は…去年くらいからは特に素っ気なくなっちゃって寂しいの。もう甘えたりしない年頃なのかしらね」
はぁとため息をついて悲しそうなメリアーナ様。
「ストライブ家の仕事もよく手伝ってくれているからね、ノアは。今日も何かしてくれているのかな」
「もう立派なお兄ちゃんになったのねぇ」
僕達は和菓子を食べながらミニレイ様の話を聞いていた。