転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
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僕達は玲お兄ちゃんのイチオシ堂に音楽祭の招待チケットを持って来ていた。
「玲お兄ちゃん、こんにちは。あれ? 今日はメリアーナ様はお店には来ていないの?」
「ああ。今日は屋敷の方でアイと一緒にいるんだ。チケットありがとう。今年は音楽祭か」
「初日は講堂Aで発表をするからね。『有名な』講堂Aだから場所は知ってるよね?フフッ」
「……琉生」
玲お兄ちゃんの頬がほんのりと赤くなる。
「懐かしいわね。愛の公開告白をヴァイオリンでした場所ですよね」
「ストライブ侯爵家のレイ様とメリアーナ様の話は、学園で語り継がれてますよ」
「あの頃の行動が何年も語られて…。フフフッ!」
「横山さん、もうやめてくれ…」
玲お兄ちゃんがお店に和菓子を買いに来ていたメリアーナ様の友達に口止めしている。
「リエッタ様、お久し振りです」
「こんにちは。改めてあの時はどうもありがとうございました」
リエッタ様はメリアーナ様の友達で、迷子になっていたローラ様のお母様だ。
ローラ様と一緒にいたことで、クスフォード家にまでお礼のご挨拶に来てくださっていたので面識がある。
少し前にもお会いしたところだ。
なんとメリアーナ様と同じく元転生者で、前世でのイチオシ堂の従業員の『横山里英』さん。
今、このお店には玲お兄ちゃん、リエッタ様、ルイと僕がいて、全員が転生者!
でも皆が前世で過ごしていた年齢はそれぞれ違うようだ。
リエッタ様は前世では50歳くらいまでの記憶があるそうだ。
メリアーナ様はあまり覚えてはいないそうだけど、25歳頃までだろうとのことだ。
この世界に皆で同じ時代に生まれ変わり、また逢えるなんて奇跡のような話だよね。
「音楽祭には元『子猫ちゃん』として応援に行くわね!『ツインズ』がまた聴けるなんて嬉しいわ!」
子猫ちゃんとは『ツインズ』のファンの人達を僕達がそう呼んでいた。
メリアーナ様とリエッタ様は前世で僕達の応援をしてくれていたそうだ!
「ありがとうございます。お待ちしていますね」
「玲お兄ちゃん、こんにちは。あれ? 今日はメリアーナ様はお店には来ていないの?」
「ああ。今日は屋敷の方でアイと一緒にいるんだ。チケットありがとう。今年は音楽祭か」
「初日は講堂Aで発表をするからね。『有名な』講堂Aだから場所は知ってるよね?フフッ」
「……琉生」
玲お兄ちゃんの頬がほんのりと赤くなる。
「懐かしいわね。愛の公開告白をヴァイオリンでした場所ですよね」
「ストライブ侯爵家のレイ様とメリアーナ様の話は、学園で語り継がれてますよ」
「あの頃の行動が何年も語られて…。フフフッ!」
「横山さん、もうやめてくれ…」
玲お兄ちゃんがお店に和菓子を買いに来ていたメリアーナ様の友達に口止めしている。
「リエッタ様、お久し振りです」
「こんにちは。改めてあの時はどうもありがとうございました」
リエッタ様はメリアーナ様の友達で、迷子になっていたローラ様のお母様だ。
ローラ様と一緒にいたことで、クスフォード家にまでお礼のご挨拶に来てくださっていたので面識がある。
少し前にもお会いしたところだ。
なんとメリアーナ様と同じく元転生者で、前世でのイチオシ堂の従業員の『横山里英』さん。
今、このお店には玲お兄ちゃん、リエッタ様、ルイと僕がいて、全員が転生者!
でも皆が前世で過ごしていた年齢はそれぞれ違うようだ。
リエッタ様は前世では50歳くらいまでの記憶があるそうだ。
メリアーナ様はあまり覚えてはいないそうだけど、25歳頃までだろうとのことだ。
この世界に皆で同じ時代に生まれ変わり、また逢えるなんて奇跡のような話だよね。
「音楽祭には元『子猫ちゃん』として応援に行くわね!『ツインズ』がまた聴けるなんて嬉しいわ!」
子猫ちゃんとは『ツインズ』のファンの人達を僕達がそう呼んでいた。
メリアーナ様とリエッタ様は前世で僕達の応援をしてくれていたそうだ!
「ありがとうございます。お待ちしていますね」