転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
店内へ案内され、僕とルイはクレア様とシェイラ様をエスコートして席に着く。
やっぱり甘いお菓子のお店は女性が多い。
店内でもチラチラと視線を感じる。
なんだかすごく注目されてるような…?
『あの美しいおふたりにエスコートされるなんて羨ましいですわ』
『きゃあ!ルイ様とルカ様よ!』
『ご一緒にいらっしゃるご令嬢はどちらの…?』
『ま、まさか、ご婚約者様では……!?』
メニューを見ながらケーキとマカロン両方が楽しめる「季節のデザートセット」を注文した。
クレア様はキョロキョロと店内を見ている。
レースやリボンの装飾がしてあるお店が気に入ったのかな?
お花も綺麗に飾られていて女性が好みそうな内装だ。
「季節のデザートセット」が僕達のテーブルに運ばれた。
見た目も華やかで、これは人気があるのも分かるなと思った。
クレア様とシェイラ様も嬉しそうだ!
「とても美味しいです!」
「この食感が不思議ですね!でも甘くて美味しい!」
ふたり共、気に入ったみたい。
僕とルイは顔を見合わせて、お皿からマカロンを少しふたりのお皿へ乗せる。
もちろんまだ口はつけていない。
「僕達には少し多いから」
僕達がニコリと微笑むとふたりとも顔が赤くなった。
すると、周りからも『キャア!』と声が聞こえた。
お店だから恥ずかしかったかな?
僕はまたルイを見たけど、ルイはニコニコしたままだ。
甘いティータイムも終わり席を立つ。
するとクレア様が足を躓き体が傾いた!
「きゃっ!」
僕は咄嗟にクレア様の腰に手を回して抱きしめる。
「大丈夫ですか? クレア様」
「は、はい…」
僕はホッとしてクレア様を見て微笑む。
僕の腕の中に包まれたクレア様の大きな瞳と目が合う。
カァッとお互いに顔が赤くなった。
「い、行きましょう」
クレア様の手を取り歩き出した。
そのあいだにルイは会計と両家への手土産を手配してくれていて、そのままお店の外へと出た。
『キャアアアー!!』
双子達がいなくなったあと、店内に悲鳴が響いた。
突然現れた噂の麗しい双子に、店内にいたご令嬢や店員も目が釘付けだった。
甲斐甲斐しく噂のキラキラオーラを放つ美男子にエスコートされるご令嬢。
『本当に羨ましいですわ!』
『やはりルイ様とルカ様はお美しい!!』
『ルカ様に抱きしめてもらえるなんて…!!』
『少し照れたお顔のルカ様もお美しい……』
王都の流行りのローズ菓子店はさらに噂になるのだった。
ローズ菓子店を出たあとは、王都の街を案内しながら歩いた。
クレア様は本屋や画廊の前を通る時にじっと見ていた。
お好きなのかな?
「はい。趣味は読書と絵画鑑賞なのです」
クレア様の趣味が分かった!
僕も読書は好きだから、今度おすすめの本を紹介したいな。
少し前を歩いているルイとシェイラ様も楽しそうに話をしている。
ここから見える時計台の針が夕方を告げている。
ダブルデートもそろそろ終わりの時間だ。
「また出掛けましょうね」
僕は帰り際にクレア様に伝えた。
やっぱり甘いお菓子のお店は女性が多い。
店内でもチラチラと視線を感じる。
なんだかすごく注目されてるような…?
『あの美しいおふたりにエスコートされるなんて羨ましいですわ』
『きゃあ!ルイ様とルカ様よ!』
『ご一緒にいらっしゃるご令嬢はどちらの…?』
『ま、まさか、ご婚約者様では……!?』
メニューを見ながらケーキとマカロン両方が楽しめる「季節のデザートセット」を注文した。
クレア様はキョロキョロと店内を見ている。
レースやリボンの装飾がしてあるお店が気に入ったのかな?
お花も綺麗に飾られていて女性が好みそうな内装だ。
「季節のデザートセット」が僕達のテーブルに運ばれた。
見た目も華やかで、これは人気があるのも分かるなと思った。
クレア様とシェイラ様も嬉しそうだ!
「とても美味しいです!」
「この食感が不思議ですね!でも甘くて美味しい!」
ふたり共、気に入ったみたい。
僕とルイは顔を見合わせて、お皿からマカロンを少しふたりのお皿へ乗せる。
もちろんまだ口はつけていない。
「僕達には少し多いから」
僕達がニコリと微笑むとふたりとも顔が赤くなった。
すると、周りからも『キャア!』と声が聞こえた。
お店だから恥ずかしかったかな?
僕はまたルイを見たけど、ルイはニコニコしたままだ。
甘いティータイムも終わり席を立つ。
するとクレア様が足を躓き体が傾いた!
「きゃっ!」
僕は咄嗟にクレア様の腰に手を回して抱きしめる。
「大丈夫ですか? クレア様」
「は、はい…」
僕はホッとしてクレア様を見て微笑む。
僕の腕の中に包まれたクレア様の大きな瞳と目が合う。
カァッとお互いに顔が赤くなった。
「い、行きましょう」
クレア様の手を取り歩き出した。
そのあいだにルイは会計と両家への手土産を手配してくれていて、そのままお店の外へと出た。
『キャアアアー!!』
双子達がいなくなったあと、店内に悲鳴が響いた。
突然現れた噂の麗しい双子に、店内にいたご令嬢や店員も目が釘付けだった。
甲斐甲斐しく噂のキラキラオーラを放つ美男子にエスコートされるご令嬢。
『本当に羨ましいですわ!』
『やはりルイ様とルカ様はお美しい!!』
『ルカ様に抱きしめてもらえるなんて…!!』
『少し照れたお顔のルカ様もお美しい……』
王都の流行りのローズ菓子店はさらに噂になるのだった。
ローズ菓子店を出たあとは、王都の街を案内しながら歩いた。
クレア様は本屋や画廊の前を通る時にじっと見ていた。
お好きなのかな?
「はい。趣味は読書と絵画鑑賞なのです」
クレア様の趣味が分かった!
僕も読書は好きだから、今度おすすめの本を紹介したいな。
少し前を歩いているルイとシェイラ様も楽しそうに話をしている。
ここから見える時計台の針が夕方を告げている。
ダブルデートもそろそろ終わりの時間だ。
「また出掛けましょうね」
僕は帰り際にクレア様に伝えた。