転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
「あら」
「 き、きた!!」
カラン!とドアベルが鳴った。
「いらっしゃいませ」
「こんにちは」
「急に注文を増やしてしまってすみません」
「とんでもございません。ルイ様、ルカ様、いつもありがとうございます。まだ作っているところですが、お約束のお時間までには必ず」
「ありがとう。その前に少しだけ包んでもらいたいのだけど、いいかな?」
「もちろんでございます」
「わぁ!これは新作のマカロンですか?」
ルカは色とりどりに並んでいるマカロンのショーケースの前に進む。
「は、はい!隣国の特産フルーツを使用している季節商品です!」
「ではこれと……」
ルカは細く長い綺麗な指を顎に添えて真剣にマカロンを選び始めた。
注文を聞いているのは、先程店長に注意された店員だ。
顔を真っ赤にしてルカに見惚れながら接客している。
イリスはそのままルイと話をしていた。
「本日はお誕生日パーティーでは?」
イリスはルイとルカの服装を見てから質問した。
ご注文は特大バースデーケーキとマカロンとクッキー。
あとは手土産用のお菓子の詰め合わせが150個。
「ええ。クスフォード侯爵家の音楽団に所属している演奏家の複数人が今月誕生月なので、演奏会のあとに皆でお祝いをするのですが、今日の演奏会に僕とルカも急遽出演することになって」
ルイはチラリとタキシード姿の自分を見る。
「そうなのですね。とてもお似合いですわ」
ええ、うちの従業員達が倒れてしまいそうなくらいに。
まだ10歳なのになんて綺麗なのかしら。
従業員達も店内にいるお客様達もふたりに目を奪われている。
「予想していたよりも、お誕生日パーティーに参加してくださるお客様が多くなってしまったんだ」
困った風に笑うルイに、イリスは頷いた。
噂のふたりが出演するなら、そうなるでしょうねと思った。
「 き、きた!!」
カラン!とドアベルが鳴った。
「いらっしゃいませ」
「こんにちは」
「急に注文を増やしてしまってすみません」
「とんでもございません。ルイ様、ルカ様、いつもありがとうございます。まだ作っているところですが、お約束のお時間までには必ず」
「ありがとう。その前に少しだけ包んでもらいたいのだけど、いいかな?」
「もちろんでございます」
「わぁ!これは新作のマカロンですか?」
ルカは色とりどりに並んでいるマカロンのショーケースの前に進む。
「は、はい!隣国の特産フルーツを使用している季節商品です!」
「ではこれと……」
ルカは細く長い綺麗な指を顎に添えて真剣にマカロンを選び始めた。
注文を聞いているのは、先程店長に注意された店員だ。
顔を真っ赤にしてルカに見惚れながら接客している。
イリスはそのままルイと話をしていた。
「本日はお誕生日パーティーでは?」
イリスはルイとルカの服装を見てから質問した。
ご注文は特大バースデーケーキとマカロンとクッキー。
あとは手土産用のお菓子の詰め合わせが150個。
「ええ。クスフォード侯爵家の音楽団に所属している演奏家の複数人が今月誕生月なので、演奏会のあとに皆でお祝いをするのですが、今日の演奏会に僕とルカも急遽出演することになって」
ルイはチラリとタキシード姿の自分を見る。
「そうなのですね。とてもお似合いですわ」
ええ、うちの従業員達が倒れてしまいそうなくらいに。
まだ10歳なのになんて綺麗なのかしら。
従業員達も店内にいるお客様達もふたりに目を奪われている。
「予想していたよりも、お誕生日パーティーに参加してくださるお客様が多くなってしまったんだ」
困った風に笑うルイに、イリスは頷いた。
噂のふたりが出演するなら、そうなるでしょうねと思った。