転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
2
クスフォード侯爵家のルカに戻るんだ!!
貴族令息のルカ!!
もう真璃愛に引っ張られないぞ!
「皆、お待たせしました!」
玲お兄ちゃんとメリアーナ様がたくさんテーブルに持ってきてくれた!
ズラリと並べられた『和』のデザート達!
美味しそう!
「クレア、もし食べられそうになかったら僕のと交換しよう」
「ありがとう」
少しホッとした顔をしたクレア。
初めて食べるんだもんね。
でも美味しいから!
僕は安心してねとニコリと微笑んだ。
そっと口に入れたあと、目を見開いたクレア。
「美味しい…」
「良かった!」
僕とクレアの周りにほんわかした空気が広がる。
「僕のも食べてみる?どうぞ?」
「え…」
クレアの頬が赤くなって、可愛いなぁなんて見てたらグイッと腕を引っ張られた!
「琉翔!これも美味しいわよ!」
「ングッ!」
真璃愛にスプーンを口に差し込まれた!!
「ん?」
抹茶のババロア!!
口に広がる苦味と甘味!
これこれ!久しぶりー!
「うまっ!」
「ね!ヤバいよね!!」
「うん!この味だよー!!ヤバッ!!玲お兄ちゃん天才じゃない!?」
「ねぇねぇ!これもさー、超懐かしくない?芋羊羮だって!」
「ええ!? 芋羊羮!? どれど…れ…」
メニューを真璃愛と覗きこもうとしてピタリと止まる。
またやってしまった!どうして!?
僕はサーッと青くなる。
「ル、ルイ…」
助けてー!!
泣きそうな顔でルイを見ると、ため息をついて立ち上がり、真璃愛を連れて行ってくれた。
「マリアンヌ様、ちょっとこちらへ」
「え!? ちょっと、琉生!?」
マリアンヌ様!?
あ、そっか、この世界じゃマリアンヌだった!
更に青い顔をしてると、ルイだけ戻ってきた。
「マ、マリアンヌ様は?」
「……今さらだけどね。玲お兄ちゃんに相手してもらってるよ。さ、美味しいデザートを食べよう」
微妙な空気の中、僕はアイスを食べ終わる…。
ものすごく冷えてしまった体を暖めるべく、暖かい緑茶もお願いして飲んでいたらマリアンヌが戻ってきた!!
これ以上ボロが出ないように僕は立ち上がる!!
「れ、玲お兄ちゃん!ちょっと話が!」
玲お兄ちゃんとメリアーナ様がいるカウンターに逃げた。
貴族令息のルカ!!
もう真璃愛に引っ張られないぞ!
「皆、お待たせしました!」
玲お兄ちゃんとメリアーナ様がたくさんテーブルに持ってきてくれた!
ズラリと並べられた『和』のデザート達!
美味しそう!
「クレア、もし食べられそうになかったら僕のと交換しよう」
「ありがとう」
少しホッとした顔をしたクレア。
初めて食べるんだもんね。
でも美味しいから!
僕は安心してねとニコリと微笑んだ。
そっと口に入れたあと、目を見開いたクレア。
「美味しい…」
「良かった!」
僕とクレアの周りにほんわかした空気が広がる。
「僕のも食べてみる?どうぞ?」
「え…」
クレアの頬が赤くなって、可愛いなぁなんて見てたらグイッと腕を引っ張られた!
「琉翔!これも美味しいわよ!」
「ングッ!」
真璃愛にスプーンを口に差し込まれた!!
「ん?」
抹茶のババロア!!
口に広がる苦味と甘味!
これこれ!久しぶりー!
「うまっ!」
「ね!ヤバいよね!!」
「うん!この味だよー!!ヤバッ!!玲お兄ちゃん天才じゃない!?」
「ねぇねぇ!これもさー、超懐かしくない?芋羊羮だって!」
「ええ!? 芋羊羮!? どれど…れ…」
メニューを真璃愛と覗きこもうとしてピタリと止まる。
またやってしまった!どうして!?
僕はサーッと青くなる。
「ル、ルイ…」
助けてー!!
泣きそうな顔でルイを見ると、ため息をついて立ち上がり、真璃愛を連れて行ってくれた。
「マリアンヌ様、ちょっとこちらへ」
「え!? ちょっと、琉生!?」
マリアンヌ様!?
あ、そっか、この世界じゃマリアンヌだった!
更に青い顔をしてると、ルイだけ戻ってきた。
「マ、マリアンヌ様は?」
「……今さらだけどね。玲お兄ちゃんに相手してもらってるよ。さ、美味しいデザートを食べよう」
微妙な空気の中、僕はアイスを食べ終わる…。
ものすごく冷えてしまった体を暖めるべく、暖かい緑茶もお願いして飲んでいたらマリアンヌが戻ってきた!!
これ以上ボロが出ないように僕は立ち上がる!!
「れ、玲お兄ちゃん!ちょっと話が!」
玲お兄ちゃんとメリアーナ様がいるカウンターに逃げた。