転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
お嬢様達のお茶会
1
「あっ!琉翔!琉生!」
ルイと教室に入ると真璃愛がいた。
クレアと話をしながら僕を待っていたみたいだ。
「真璃愛、おはよう」
「おはよう!どこに行っていたの?」
「ちょっとね。今日も元気だね、真璃愛は」
「私の可愛い琉翔と会わないと元気は出ないわ!」
「え?どういうこと? クレア、何か変なこと言ってなかった?」
「フフッ。ルカの苦手なことの話を聞いていたわ」
「ええ!?どんな話を聞いたの!?ちょっと真璃愛!!」
毎朝恒例のルカとマリアンヌの挨拶。
クラスの皆も見慣れてきた。
「朝から騒がしいなぁ…」
呆れた顔をしながら真璃愛を見て、スタスタと自分の席に向かおうとするルイ。
「え!?『まりあ』!?」
教室に入ろうとしていたフラン様が僕達を見て驚いている。
「そ、その琉翔くんとの仲の良さ、お姉さん的な構い方、そして、その姫カット!!」
「私のこと?」
「そ、そうです!あなはもしや…歌姫の真璃愛様では…?」
顔の前でうちわを持って、目を見開きとても驚いているフラン様。
え?真璃愛だって分かったの?
僕と話をしていただけなのに!?
今は前世と同じ髪型の真璃愛だけど、顔も髪色も違うのに!?
「そうよ!歌姫とは私!!マリアンヌこと、真璃愛よ!!」
『歌姫』と言われて悪い気はしていないようだ。
胸を張って自己紹介しているけど『真璃愛』でいいの?
「えええ!?真璃愛様もこちらに!?」
「ということは、あなたが?そのうちわ……」
子猫ちゃん騒動の話は聞いていたらしい。
『バーンして』のうちわをまだ手に持っているフラン様。
「は、はい!!そうなんで……」
「ちょっと待って!積もる話はあとでゆっくりしたら?」
ルイはフラン様の言葉を遮り、これ以上教室で騒がないようにした。
「フラン様、真璃愛は隣のクラスにいるからね。あとで行くといいよ」
「琉翔くん!ありがとう!」
ふたりは放課後に話をしようと約束をしていた。
ルイと教室に入ると真璃愛がいた。
クレアと話をしながら僕を待っていたみたいだ。
「真璃愛、おはよう」
「おはよう!どこに行っていたの?」
「ちょっとね。今日も元気だね、真璃愛は」
「私の可愛い琉翔と会わないと元気は出ないわ!」
「え?どういうこと? クレア、何か変なこと言ってなかった?」
「フフッ。ルカの苦手なことの話を聞いていたわ」
「ええ!?どんな話を聞いたの!?ちょっと真璃愛!!」
毎朝恒例のルカとマリアンヌの挨拶。
クラスの皆も見慣れてきた。
「朝から騒がしいなぁ…」
呆れた顔をしながら真璃愛を見て、スタスタと自分の席に向かおうとするルイ。
「え!?『まりあ』!?」
教室に入ろうとしていたフラン様が僕達を見て驚いている。
「そ、その琉翔くんとの仲の良さ、お姉さん的な構い方、そして、その姫カット!!」
「私のこと?」
「そ、そうです!あなはもしや…歌姫の真璃愛様では…?」
顔の前でうちわを持って、目を見開きとても驚いているフラン様。
え?真璃愛だって分かったの?
僕と話をしていただけなのに!?
今は前世と同じ髪型の真璃愛だけど、顔も髪色も違うのに!?
「そうよ!歌姫とは私!!マリアンヌこと、真璃愛よ!!」
『歌姫』と言われて悪い気はしていないようだ。
胸を張って自己紹介しているけど『真璃愛』でいいの?
「えええ!?真璃愛様もこちらに!?」
「ということは、あなたが?そのうちわ……」
子猫ちゃん騒動の話は聞いていたらしい。
『バーンして』のうちわをまだ手に持っているフラン様。
「は、はい!!そうなんで……」
「ちょっと待って!積もる話はあとでゆっくりしたら?」
ルイはフラン様の言葉を遮り、これ以上教室で騒がないようにした。
「フラン様、真璃愛は隣のクラスにいるからね。あとで行くといいよ」
「琉翔くん!ありがとう!」
ふたりは放課後に話をしようと約束をしていた。