転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
ルカの覚悟
1
この季節はいつも大事なイベントがある。
クレアのお誕生日だ!!
今年のプレゼントはどうしよう。
クレアに喜んでもらいたくて悩み過ぎて決まらない!
「うーん」
自分の部屋のソファーに座り、目を閉じて顎に手を添えて考えている。
「僕のクレアだって意味を込めてアクセサリーを渡したいとも思うんだけど……」
「いいんじゃない?」
パチッと目を開いて声の主を見る。
「あれ?ルイ!いつからいたの?」
「何回もノックしたよ」
「ごめん。気づかなかったよ」
僕はカァッと赤くなった。
「フフフ。ルカがいつも悩む時期だよね。アクセサリーって何を?」
ルイはポスンッと僕の隣に座る。
「ネックレスとか…。でも友達からそんなの渡されても困るよね」
僕はコテンとルイの肩に頭を乗せる。
「ルカなら大丈夫だと思うよ。それにアクセサリーって女の子が好きなものでしょ?」
「女の子が好きなもの……」
クレアに似合いそうなものを探して王都のアクセサリーショップを覗いた時に、綺麗なネックレスを見つけたんだよね。
クレアの好きな青い色のネックレス。
あと、僕の独占欲を示してるんだけど…。
「デートでもしてくれば?」
僕はバッとルイの肩から頭を離して大声を出す!
「デート!?」
ルイは耳を手で押さえて僕を見る。
「そ、そんなに驚かなくていいでしょ。授業サボってデートしたんでしょ?」
「それとはちょっと違うような……」
このあいだのは幼馴染み同士で遊びに行ったようなものだし。
僕はデートみたいだなって思ったけど。
「僕だってシェイラとデートしてるよ。クレアの誕生日当日は学園も休みでアリストロ家でパーティーだけど、前日も学園は休みだしデートしたら?」
「デート……」
前世でもデートなんてしたことないのに。
というか、付き合った人もいない……。
アイドルになる前は奥手過ぎて、アイドルになってからは忙し過ぎて恋愛どころではなかった。
そんな僕にクレアをデートに誘うなんてできるの!?
「でもクレアはデートなんてしたくないんじゃ……?」
クッションを抱えて落ち込む。
「そんなことないと思うよ。……僕達は幼馴染だし!」
「そ、そうだよね!幼馴染み!」
クッションから頭を上げてルイを見る。
友達より近いところにいるよね?
「それに、子供の頃にダブルデートだってしたでしょ?」
「う、うん。でもデートってどこに行くの?前世なら水族館とか映画館とかテーマパークとかいろいろあるけどさ」
「そうだね。僕達の年齢で行けるところだから近場かな。でもクレアはどこでも喜んでくれると思うよ」
「う、うん」
「まずは誘うところから頑張ってね!」
ポンと僕の肩を叩いて部屋を出て行った。
僕はクッションを抱えたままソファーにコテンと横になり、ポツリと呟く。
「ドキドキする……」
クレアがデートの誘いを受けてくれたら僕は…。
ある決心をした。
クレアのお誕生日だ!!
今年のプレゼントはどうしよう。
クレアに喜んでもらいたくて悩み過ぎて決まらない!
「うーん」
自分の部屋のソファーに座り、目を閉じて顎に手を添えて考えている。
「僕のクレアだって意味を込めてアクセサリーを渡したいとも思うんだけど……」
「いいんじゃない?」
パチッと目を開いて声の主を見る。
「あれ?ルイ!いつからいたの?」
「何回もノックしたよ」
「ごめん。気づかなかったよ」
僕はカァッと赤くなった。
「フフフ。ルカがいつも悩む時期だよね。アクセサリーって何を?」
ルイはポスンッと僕の隣に座る。
「ネックレスとか…。でも友達からそんなの渡されても困るよね」
僕はコテンとルイの肩に頭を乗せる。
「ルカなら大丈夫だと思うよ。それにアクセサリーって女の子が好きなものでしょ?」
「女の子が好きなもの……」
クレアに似合いそうなものを探して王都のアクセサリーショップを覗いた時に、綺麗なネックレスを見つけたんだよね。
クレアの好きな青い色のネックレス。
あと、僕の独占欲を示してるんだけど…。
「デートでもしてくれば?」
僕はバッとルイの肩から頭を離して大声を出す!
「デート!?」
ルイは耳を手で押さえて僕を見る。
「そ、そんなに驚かなくていいでしょ。授業サボってデートしたんでしょ?」
「それとはちょっと違うような……」
このあいだのは幼馴染み同士で遊びに行ったようなものだし。
僕はデートみたいだなって思ったけど。
「僕だってシェイラとデートしてるよ。クレアの誕生日当日は学園も休みでアリストロ家でパーティーだけど、前日も学園は休みだしデートしたら?」
「デート……」
前世でもデートなんてしたことないのに。
というか、付き合った人もいない……。
アイドルになる前は奥手過ぎて、アイドルになってからは忙し過ぎて恋愛どころではなかった。
そんな僕にクレアをデートに誘うなんてできるの!?
「でもクレアはデートなんてしたくないんじゃ……?」
クッションを抱えて落ち込む。
「そんなことないと思うよ。……僕達は幼馴染だし!」
「そ、そうだよね!幼馴染み!」
クッションから頭を上げてルイを見る。
友達より近いところにいるよね?
「それに、子供の頃にダブルデートだってしたでしょ?」
「う、うん。でもデートってどこに行くの?前世なら水族館とか映画館とかテーマパークとかいろいろあるけどさ」
「そうだね。僕達の年齢で行けるところだから近場かな。でもクレアはどこでも喜んでくれると思うよ」
「う、うん」
「まずは誘うところから頑張ってね!」
ポンと僕の肩を叩いて部屋を出て行った。
僕はクッションを抱えたままソファーにコテンと横になり、ポツリと呟く。
「ドキドキする……」
クレアがデートの誘いを受けてくれたら僕は…。
ある決心をした。