転生した双子アイドルは伯爵令嬢に恋をする ~一途な恋の音色~
食べ終わるとまたローラ様のお父様を探し始めた。
抱っこしていると、今度は眠くなったようでローラ様はぐっすりと眠ってしまった。
「どこにいるのかな…。あ、この辺りは」
イチオシ堂の近くだ。
「知り合いのお店があるから聞いてみよう」
すると、イチオシ堂のお店の前でメリアーナ様がキョロキョロと周りを見渡していた。
「メリアーナ様!」
メリアーナ様は僕の方を見ると驚いた顔をした。
「ローラちゃん!!」
「ええ!?メリアーナ様、ご存知なのですか!?」
「良かった!友達の子供なのよ!はぐれてしまったと聞いて皆で探していたの!」
「そうだったのですね。僕達も探していて……」
「まぁ!ルカ君にべったりね」
「あー、だいたいくっついていましたね……」
苦笑いする。
「そう。レイ様にもべったりなのよ。クスクス」
「玲お兄ちゃんにも……?」
「ごめんなさいね。きっとデート中だったんでしょ?」
チラリと僕とクレアを見て申し訳なさそうな顔をした。
「いえ、ローラ様と楽しく遊んでいました。ね、クレア」
「ふふ。はい。楽しかったです」
ローラ様の抱っこをメリアーナ様が代わりにしようとしたが、メリアーナ様の大きなお腹では代わることはできない。
「あっ!メリィ!!店の中にいるように言ったのに!!」
お店に入ろうとしたら玲お兄ちゃんが走ってお店に戻って来たので、玲お兄ちゃんに代わってもらった。
「メリアーナ様、もうすぐですね。お身体お大事にしてください」
「ありがとう。産まれたら会いに来てね」
「琉翔、クレア様、ありがとう」
僕達は幸せそうなふたりに見送られてまた歩き出した。
お詫びにと渡してくれた和菓子がたくさん入った包みを手に持って。
*作者からのお願い*
小さなお子様におやつをあげる時はご注意くださいませ。
抱っこしていると、今度は眠くなったようでローラ様はぐっすりと眠ってしまった。
「どこにいるのかな…。あ、この辺りは」
イチオシ堂の近くだ。
「知り合いのお店があるから聞いてみよう」
すると、イチオシ堂のお店の前でメリアーナ様がキョロキョロと周りを見渡していた。
「メリアーナ様!」
メリアーナ様は僕の方を見ると驚いた顔をした。
「ローラちゃん!!」
「ええ!?メリアーナ様、ご存知なのですか!?」
「良かった!友達の子供なのよ!はぐれてしまったと聞いて皆で探していたの!」
「そうだったのですね。僕達も探していて……」
「まぁ!ルカ君にべったりね」
「あー、だいたいくっついていましたね……」
苦笑いする。
「そう。レイ様にもべったりなのよ。クスクス」
「玲お兄ちゃんにも……?」
「ごめんなさいね。きっとデート中だったんでしょ?」
チラリと僕とクレアを見て申し訳なさそうな顔をした。
「いえ、ローラ様と楽しく遊んでいました。ね、クレア」
「ふふ。はい。楽しかったです」
ローラ様の抱っこをメリアーナ様が代わりにしようとしたが、メリアーナ様の大きなお腹では代わることはできない。
「あっ!メリィ!!店の中にいるように言ったのに!!」
お店に入ろうとしたら玲お兄ちゃんが走ってお店に戻って来たので、玲お兄ちゃんに代わってもらった。
「メリアーナ様、もうすぐですね。お身体お大事にしてください」
「ありがとう。産まれたら会いに来てね」
「琉翔、クレア様、ありがとう」
僕達は幸せそうなふたりに見送られてまた歩き出した。
お詫びにと渡してくれた和菓子がたくさん入った包みを手に持って。
*作者からのお願い*
小さなお子様におやつをあげる時はご注意くださいませ。