愛人家
 次に目が覚めたのは朝日が差し込み鳥が囀る時間だった。
 わたしが布団から抜け出してリビングに行くと、パパが朝食をテーブルに置いているところだった。

「おはよう、愛子。あれから恐い夢は見てないかい?」
「おはよう。ううん、見てないよ」
「それなら良かった。朝ご飯が出来たから食べようか」
「うん」

 わたしが椅子に座るとパパはテレビに電源を入れる。テレビからはニュースが流れていた。

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