ただ真っ直ぐに、君が好き。
No.1
side美晴
「美晴っ!遅刻するわよっ!」
今日もお母さんの怒声を背に、松野井美晴、楽しく学校生活をスタートです☆
と、言いたいところなんだけど...
今日は入学式なわけ。
だからもちろん、遅刻も許されないわけで...
いやまあ、普段も遅刻は許されないけど...
あはは。
「行ってきます!」
大きな声と共にカバンを持って玄関を飛び出す私。
お母さんの「行ってらっしゃい」という声が、もう遠くに聞こえる。
ハア
私はひとり、ため息をついた。
特に理由はないけどなんとなく。
私は昔から変な癖があってなんにもないところでため息をついてしまうのだ。
おかげで上級生に目をつけられることもしばしば。
今日もお母さんの怒声を背に、松野井美晴、楽しく学校生活をスタートです☆
と、言いたいところなんだけど...
今日は入学式なわけ。
だからもちろん、遅刻も許されないわけで...
いやまあ、普段も遅刻は許されないけど...
あはは。
「行ってきます!」
大きな声と共にカバンを持って玄関を飛び出す私。
お母さんの「行ってらっしゃい」という声が、もう遠くに聞こえる。
ハア
私はひとり、ため息をついた。
特に理由はないけどなんとなく。
私は昔から変な癖があってなんにもないところでため息をついてしまうのだ。
おかげで上級生に目をつけられることもしばしば。
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