ただ真っ直ぐに、君が好き。
そんなことを考えていた。



「松野井さん!矢原君に見惚れているの?」



先生に耳元で囁かれてハッとなる。



「見惚れてませんっ!!」



私のそんな声が教室中に響きわたった。
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