ただ真っ直ぐに、君が好き。
「...さんっ!」



んん、うるさいな~

静かにしてよ。

そう思ってるのに上からはけたたましく音がふってくる。




「松野井さんっ!」

「はいぃっ!」



名字を呼ばれてとっさに起きると目の前には先生が立っていた。



「松野井さん、入学式早々居眠り実習犯じゃあ困りますよっ!」



担任の先生にそう言われてすいませんと反省する。

すると横でクスクスと笑い声が聞こえた。

横を見てみると...

あっ!

今朝の見下ろしてきた人!

まさか隣になるなんてっ...!!

運が良いのか悪いのか...

ハア

うん、悪いんだよね。

良いわけがない!

でもまあ、かっこいい、よね?
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