その物語のタイトルはいま君の掌の中に
プロローグ
私は夢を捨てようとしたあの日、海色の髪をした貴方に出会って恋をした。
生まれて初めての貴方との恋は私の心のカタチを大きく変えてくれた。自分を好きになること、夢を諦めないこと、そして互いを信じあう心の大切さを知った7日間。
それはたった7日間の『恋愛ごっこ』から始まった恋だったが、今でも貴方は私の心に棲みついている。貴方の奏でる恋のバラードに乗せて私は心の根っこから文字を吐き出し続ける。
「その物語の……タイトルは……」
ガラスペンにインクをつければ、心から溢れた文字たちが色褪せることなく鮮明に文字を羅列していく。
私は机の上に置いているガラス瓶の中のブルースターの花を見つめた。彼の髪色と同じ青い花が窓から吹き込んだ風に揺れる。
──ブルースターの花言葉は『信じあう心』
「君の掌の中に……っと、できた」
私は今日も青い空を見上げながらラブレターを束にして見えない紙飛行機に乗せて心の端から飛ばしていく。
いつか遠い街の貴方の元に届くように。
いつかまた貴方に出会えることを楽しみに。
いつかまた貴方に恋することを密かに願いながら。
※フリー素材です。
生まれて初めての貴方との恋は私の心のカタチを大きく変えてくれた。自分を好きになること、夢を諦めないこと、そして互いを信じあう心の大切さを知った7日間。
それはたった7日間の『恋愛ごっこ』から始まった恋だったが、今でも貴方は私の心に棲みついている。貴方の奏でる恋のバラードに乗せて私は心の根っこから文字を吐き出し続ける。
「その物語の……タイトルは……」
ガラスペンにインクをつければ、心から溢れた文字たちが色褪せることなく鮮明に文字を羅列していく。
私は机の上に置いているガラス瓶の中のブルースターの花を見つめた。彼の髪色と同じ青い花が窓から吹き込んだ風に揺れる。
──ブルースターの花言葉は『信じあう心』
「君の掌の中に……っと、できた」
私は今日も青い空を見上げながらラブレターを束にして見えない紙飛行機に乗せて心の端から飛ばしていく。
いつか遠い街の貴方の元に届くように。
いつかまた貴方に出会えることを楽しみに。
いつかまた貴方に恋することを密かに願いながら。
※フリー素材です。