【完結】完璧上司の裏の顔 オタクなコスプレ配信者♀、実はファンだった上司に溺愛求婚される
「高校二年の時に、父が急死して、ちょうど新しい事業を興すために借入をした直後だったため、自宅が担保になっていました。私は父との思い出の家を売りたくなくて、なんとかして返済をしようとして、動画を始めました」
「最初はそれこそ全然うまくいかなくて……一週間に3再生とか。でもコスプレを始めてから段々見てくれる人が増えて、そしたらモチベーションも上がって楽しくなってきて、みんなからのコメントも嬉しかったです」
「孤独で辛い時も支えてくれるファンがいたから、なんとか続けることができました。でももう潮時かなって。天国の父にも病気の母にもこれ以上心配をかけてたくないので、最後にします」
田吾作に支えられた日々。そして今は井村に支えられここにいる。
「一部の報道にあるように、犯人と私が元々男女の仲だったということはありません。職場で男性社員を片っ端から誘惑したとかいう噂もありますが、私は口下手だし、オタクでコミュニケーションも苦手だから、モテないし無理です。信じてくれなくても仕方がないのでこれ以上否定することはしません。確かに露出するのは危険なことだけど、借金を返すために他に方法がなかったので、後悔はしてません」