聡明なインテリ総長は、姫を余すことなく愛したい

二つ目は、横文字の単語についてです。
今回は過去作に比べ、やたら英語が出てきたかなと思いますが、一応意味もあるので少しだけ。


紫呉さん率いる『Nova』というグループ名。
色々と意味はあるのですが、この作品中に出てくる『Nova』には大きくわけて二つ

・ラテン語で「新しい」
・英語で「新星」

の意味を込めて付けました。
総長が仁さんから紫呉さんへと変わる新しさ。
また、ただの暴走族ではなく、秩序維持のための活動をするという、まさに新星の星。
この二つです。

また、翠ちゃんのことを追いかけて監禁までしようとした蓮見先輩のグループ名である『Radical』の方もついでに…。

(人・思想が)「過激な」という意味です。

色々と好き勝手やっていたグループなので、そのままですね。


最後は仁さんがお店をやっている香水屋さんの『fleur cherie』です。

フランス語で「愛しいお花」です。

可愛らしい店名だなぁと思っていますが、どうでしょうか…?



最後の三つ目は、なぜ斗真が倉庫に行ったり来たりしているかということです。
斗真はメンバーというわけではないので、不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

理由は簡単です。
Novaとして悪い奴らを成敗していた紫呉さんを、偶然見かけてしまったのが始まりです。
そこから興味本位でよく倉庫に入り浸るようになりました。
紫呉さんは養子という形で新しい家族の息子になったのですが、その家族にはNovaの活動を秘密にしています。
それを黙っている条件に、斗真を仕方なく出入りさせているのです。

斗真のことを鬱陶しがってるように見えますが、なんだかんだ言いながら許してしまうのは、斗真のことが可愛からですね。
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