絶対に好きにさせてやるんだから!〜お嬢様は執事と恋をしたい〜
「思った時しか言いません」

「じゃあ、今は思ったの!?」

「想像にお任せします」

「いつから人タラシになったの!?」

柏木が桜の木を見上げる。

「でもお花見なんて来たの久しぶりです」

「そうなの?」

「大人になってから行く機会がなくて」



「じゃあ、来年も再来年も私と行けばいいのよ」



私は柏木の方を見つめた。
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