絶対に好きにさせてやるんだから!〜お嬢様は執事と恋をしたい〜
「どっちが人タラシなんだか・・・」

「うん?何か言ったかしら?」

「何でもないです」

柏木が私を置いて歩き出した。

「なんで雇い主を置いていくの!?」

「あ、すみません」

「心がこもってない謝罪はいらないのよ!?」

「・・・・・・」

「何か言って!?」

桜の花びらが風で舞い上がっていた。
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