絶対に好きにさせてやるんだから!〜お嬢様は執事と恋をしたい〜
「どうかしら?」

「綺麗ですね、ドレスが」

「給料下げるわよ!」

「とってもお綺麗です、鈴音様」

「なんかもう嬉しくないわ!」

私は部屋の隅の椅子に座っていじけている感じを出す。


チラッ、チラッ。


柏木がため息をついた後、私の前まで歩いてくる。

「本当にお綺麗です」

「嬉しくて泣くわ!」

「メイク崩れたら、メイク係が泣くんでやめて下さい」

そして、柏木が私に手を差し出す。
< 23 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop